3年前の2011年、神戸七福神なるものを知った。
有馬念仏寺・摩耶山天上寺・再度山大龍寺・生田神社・湊川神社・長田神社・須磨寺の七箇所である。
その2011年の1月16日と17日に、ある願い事もあってこの七福神を歩いたのだが、各所で凍結があった為にアイゼン着けたり外したり、凌雲台付近では目先が見えないほどの吹雪に見舞われて難渋し、1日目の念仏寺~天上寺~大龍寺~生田神社は7時間半を要する行軍になった。
さて本年14日(火)、再びこの七福神を回遊してやろうと神戸電鉄で有馬へ向かう。
今回も厳しい寒波、車内の暖房は申し訳程度と寒く、足の指先が冷たい。
単独だから朝は少し早い目の8:50分、ネックウオーマーまで巻いた完全武装行軍を開始した。
駅から10分も歩けば最初の念仏寺。

紅葉谷へ向かう。ホテルの裏山にタマミズキ(モチノキ科)の赤い実が鮮やか。
タマミズキは落葉樹だから、この時期になれば少々遠くてもクロガネモチやナナミノキと見紛うことは無い。
と偉そうに書いたが、後日訂正が入った。
長いレンズで近づいたところ、これはイイギリ(イイギリ科 ヤナギ科)の実に違いないと。そう言われてみると、確かに赤い実は房状に垂れ下がってるように見える。
思い込みはいつだって恐ろしい。

中腹から山上方向を見上げる。やっぱり今年もアイゼンかな? 寒い中でアイゼンの脱着は嫌なものだ。

極楽茶屋跡下部は一部凍結してたものの、ここはストックで充分凌げる。
10:40、極楽茶屋跡到着。霧氷が白く輝いている。

このトゲトゲの向きは、風の向きの関係だろうか?

熱いお茶でも飲みたいところだが、今日はとにかく「ひたすら歩」かねばならず、ガーデンテラスも無視して黙々と次を目指す。

11:15、記念碑台ビジターセンター着。センターはお休みだし、一人のハイカーだって見当たらない。

道端のボタンヅルの綿毛。生き物の世界の不思議である。

12:40、本日2番目の天上寺。3年前はこの天上寺の階段が凍りついていて、アイゼン着ける訳にもいかぬから、手摺にしがみついて登ったものだ。誰もいない。

さすが掬星台には20名ほどのハイカーがいて、美味しそうなコーヒーの香りが流れ出てるけど、私はこれから天狗道を下らねばならない。
北斜面と違ってこの天狗道は随分暖かで、耳覆いも邪魔になる。
「ひたすら」下って市ケ原、少々登り返して本日3番目の大龍寺に着いたのは14:20。

ここまで来れば、悪友共から感染した悪癖が頭をもたげる・・
あそこの店でアレ食べながらアレ飲もうかな。。
市ケ原へ引き返し、新神戸経由で本日ラストの生田神社だ。
源平の戦いで名高い「生田の森」到着は15:30。アイゼンを使わずに済んだから、今年は1時間近くも短縮出来た。

しかしあの店はまだオープンしていない。
別の店に入ったものの、既に出来上がってる3人の若者の甲高い声が耳障り、早々に退散した。
この七福神を一日で回る方法もある。
山陽電鉄須磨寺駅から歩き始め、須磨寺~長田神社~湊川神社~生田神社~市ケ原~大龍寺~天狗道~天上寺~極楽茶屋跡~念仏寺~有馬温泉駅。
ひたすら歩いて10時間かなあ・・