昔の小浜藩から、都があった京都への物流ルートが開かれており、日本海の海産物、特に多くの鯖が運ばれたところから「鯖街道」と呼ばれる道がある。
一方六甲山には、現在の東灘区から山越えで、有馬温泉へと海産物を運んだ道があり、この細い山道を「ととやみち」と呼んでいる。
6日(日)、私が所属する会が催す定例観察会の下見があって、このコースを歩くことにした。10月だというのに朝から気温が高いから、集中できそうにないなとの予感・・
ここが魚屋道の南の起点とされる深江浜の札場筋。

1950年代の札場筋の写真。
道の全てがイワシの乾燥場になっており、イリコにして有馬へ運んでいたことを窺わせる。

この道を北上すると、立派な稲荷神社があり、神輿を格納する庫もあるから、今でも地域の信仰を集めているんだろう。

甲南女子大学前の急な坂道を登り詰めると、六甲越えの道が始まる。
世話人Oさんの説明通り、深江浜の漁師はめいめい自分が便利とする道を通ってここまで来たであろうから、札場筋以外も魚屋道ということになり、そのへんに拘る必要も無いだろう。

指導標。
「蛙岩」は蛙に似た姿ではあるが、有馬で仕事を終えた漁師がやっと家の近くまで帰ってきた「帰る岩」だとも。

コクサギ(ミカン科)の実は面白い構造をしてて、先ず外側の殻が割れ、次いで内側の殻がパチンと割れると黒い種子が弾け飛ぶ仕組みで、種子は3~4メートルも飛ぶらしい。

風吹岩跡の日陰を選んで昼食。

荒地山方向に目をやると、

岩梯子登る行列が見える。

保久良神社経由で阪急岡本駅へ向かう。
名前でさえ初めて、ヤマウコギ(ウコギ科)だと。

葉柄部分には、沢山の虫こぶが出来ており、中に黒いアブラムシ?も見えた。

家に帰ってTV観てると、神戸の気温は32℃まで上がっていたそうだ。