この暑さはまさに異常で、つい2週間ばかり前には30歳代と思える女性が路上に倒れ、私は慌てて冷水が入ったペットボトルを首の後ろ側へあてがった。
そして今月8日には、40歳代と思しき男性が、朝まだ10時だというのに倒れて痙攣を起こしているのを見掛けた。
 
10日(土)は私の属する班がお世話する自然観察会だった。
暑い時期だからと、コースはアップダウンの少ない掬星台~シェール道~徳川道~市立森林植物園である。朝から31℃もある熱帯地獄だから、きっと参加者も少数に違いないとの予測を覆し、何と50人もの参加者が集まったから、「水分を十分に! 塩分も忘れなく!」と大声を張り上げる。
ビジターさんを3つの班に分け、メンバーさんは最後部から付いてきて貰ういつもの手法(実はこれが後々、思いがけず奏功することになる)でスタートした。
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案内する人も説明受ける側も熱心だから、ついつい時間が延びて、スイーパー役の私はいささかアセる。
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またまた上手く撮れなかったがツルニガクサ(シソ科)の花だ。
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多くのものは既に実を付けていた。
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あちこちの木に、ボタンヅル(キンポウゲ科)が這い登っている。期間を置かずセンニンソウも咲き始めることだろう。
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今思うに、ハプニングの前兆だった?  杣谷峠のトイレに設けられた非常灯が音を立てて点滅し始めた。水を流すボタンと間違えて押してしまったのだ。
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シェール道入口近くにある立派なイヌブナ(ブナ科)。
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桜谷出合で小休止を入れ、ほぼ平坦な徳川道を南へと歩く。
八洲嶺堰堤の手前約100m付近で、ビジターさんの1人が歩けなくなる。
様子を観察するに、どうも熱中症らしく、少し意識に混濁もみえるらしい。
ゴールの森林植物園までは、まだ1kmばかりを残しており、ここは119に救助を求めるしか無いと判断するが、何しろ携帯が通じない・・
急ぎ植物園内のアンテナが立つ場所まで移動し119に電話を入れる。
ヘリも飛ばすらしい・・
植物園事務所に辿り着く頃、救急車のサイレンが聞こえ、救急車はもちろん工作車や指揮車と思える車両4~5台が走り込んで来、空ではヘリの音もする。
現地まで誘導せよと命ぜられ、私は工作車に乗せられた。
ヌケ谷への急坂を下る途中でヘリから「ピックアップ完了」の無線が入ったので、やっと私は徳川道で解放されることになった。
 
 
自然観察隊の最後尾をメンバーさんたちが歩いていたから、倒れたビジターさんの周りには終始7~8名もが付き添う形となり、これが極めて有効に作用した。
きっとビジターさんも心強かったに相違ないし、メンバー同士だからこそ色々な連絡も捗ったのだ。
大いに疲れたけれど、無事病院に収容されたと知って飲む生は、また格別の味があった。
 
送って頂いた写真の一部。
ホバリングして、隊員が降りてくる。例の電子国土Webによれば、標高は410m付近だと思う。
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患者さんをピックアップする。
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