9日(日)、県山岳連盟自然保護委員会の自然観察山歩に参加した。
板宿駅に集合し、すぐ北方の板宿八幡神社で軽い体操して身体をほぐすのだが、蒸し暑くて、これだけで汗が流れる。
「板宿」なる地名は、道真が左遷された際この地に立ち寄ったところ、里人が板で作った宿を休息場所として提供したところから名付けられたとある。
そう言えば「飛松町」という地名もあって、『梅は香りを届けてくれたし、桜は私の左遷を悲嘆して枯れてしまったのに、なんとも松は情の浅いことよ』と歌を詠んだところ、一夜にして大きな松が都から飛んできた、そんな謂れから来てると。面白い。
板宿八幡宮。参加者は50名と、暑い中なのに大盛況だ。やはり女性が圧倒的に多い。

また毛虫である。今年神戸では西部を中心に大発生したマイマイガ毛虫は、今こんな状態にある。ストックの先でつついてみると、まだ反応するものもあるが、多くのものは死んだように動かない。
この毛虫、糸を吐いてぶら下がりつつ移動する習性があるので、ブランコケムシという別名を持っているそうだ。ちなみにブランコは日本語であって、漢字で「革に秋韆」と書く(革に秋という漢字がIMEパッドに登録されていない)。

帰宅後、マイマイガの一生で検索掛けたのだが、いまひとつ上手い説明が見当たらず、どうもこんな状態で、内部から蛹に変化しつつある、そんな感じだ。
あとひと月もすると、蛾になって飛び立つ。
東山から馬ノ背を見ると、ハイカーが列をなしてこちらへ向かってくる。
こんな時、よくトラブルが生じる。ハイカーにも短気なのや言葉遣いの悪いのがいて、私だってムカッとすることがある。

横尾山(神戸槍)と栂尾山の鞍部を天井川方向へと下る。
左側が切れてるから要注意の細い道だ。ほぼ降りついたところに「須磨の名水」がある。

この名水のすぐ下方に「天皇の池」があって、N本さんから興味深いアメンボのお話があった。彼の話によると、この池の水は、遠く六甲山地中央部の地下から流れ来ているというから、名水もその分流かも知れぬ。
ちょうど12時に須磨離宮公園到着。
1時間のランチタイムを利用して、デジカメ教室の宿題を・・
コンデジしか持ってきていないけど、もう今日しか時間が残っていない。
山の中は涼しいのだが、下へ降りると蒸し暑く、子どもたちは嬉々として水遊びだ。



離宮公園の池で再びアメンボ講義。

①アメンボは水馬と書く。水面に立つ姿は馬みたいに見える。
②水面を歩けるのは、軽い(50㎎程度)、水には表面張力がある、足先に毛が生え ていて油を分泌。洗剤で表面張力を消せば、アメンボは溺死する。
③寿命は3~10ヶ月と短いから、遺伝子に変化が起こりやすい。また、寿命は環境 に大きく左右される。
④カメムシの仲間で有毒。貝原益軒によれば、「犬が食べたら死ぬ」
⑤空中を飛ぶ。
⑥アメンボの種類は約30種で、海にもアメンボはいる(シオアメンボなど)。
⑦アメンボのアメは飴で、興奮すると甘い匂いを出す(威嚇する)。
⑧水面の波を感知して餌を見つける(肉食性)。
⑨餌となる動物に口を刺し込み、消化液を送り込んで後吸い出す。
アメンボのことなど考えたことも無かったから、実にいい勉強となった。
園内にヒメシャラ(ツバキ科)が咲いていた。ナツツバキより二回り小さい。

雨が欲しい、アジサイ(アジサイ科)がそう訴えていた。

台風3号、たっぷりの水を運んで欲しいのだが、どうも弱々しい感じがして頼りない。