同い年の友達の中には、まだ現役として働いてる人が沢山いるのに、私には何の芸も無いから、丸っぽ遊んで4年が過ぎた。こんなのを木偶の坊と称する。
そんな働いてる人からすると、私は余程の暇人とうつるに違いなく、次々に本を貸してくれる、いや、呉れる。
この「のぼうの城」も貰ったもので、よく売れてるのは知っていたけど、買ってまではと躊躇してたものだ。

石田三成率いる2万の軍勢に城を囲まれながら、僅か500人の士分に百姓を加えた1/10の混成軍で忍城を守るべく奮戦し、遂に三成軍を退けたという史実をもとにした創作である。
のぼうとは、城内でも木偶の坊と呼ばれていた成田長親を指していて、彼の言動が城兵の士気を鼓舞させたという、今までに無い設定になっている。
のぼう様の城(忍城)は埼玉県行田市にあったらしいが、今では全て無くなっており、三成が水攻めに用いた石田堤だけが僅かに残っているという。