野路菊(ノジギク)は昭和29年の大昔から「兵庫県の花」に選定されている。
県花とは言え、神戸市内に自生するものは殆ど無いとあって、私もしかと観察した経験を持たない。
ところが以前Nさんから、須磨区の横尾団地にいっぱい栽培されていると聞いたのを思い出し、Nさんに同行願って20日(火)朝からそこへ向かった。
横尾団地にある案内板

この辺りから横尾山の山腹を見上げると、白い塊が見えた。

ここは「よこお野路菊の丘」と名付けられた段々畑状の花壇で、2009年に姫路市大塩の「日笠山のじぎく園」から挿し穂を持ち込み、クズなんかの生い茂る斜面を整備して植えつけたものだそうだ。

今、見事な満開期を迎えておった。ノジギクはもともと海岸線を好んで生育すると聞くが、不思議なほどに全員が、海の方角に向いて咲いていて、だから南側から写真を写すことになる。

比較的大きな花だ。こうしてみると、リュウノウギクより花が密集してる。

黄花野路菊というのもある。

良く似たリュウノウギクの葉の基部がくさび型であるのに対し、ノジギクではほぼ水平となっている・・・が、変化は随分あって、基部が窪んでるものも目立った。
葉を潰すと、龍脳の香りがするのはリュウノウギクと同じだ。

葉は表にも裏にも、そして葉柄にも毛が密生していて、葉身は3中裂や5中裂に見えるものが多い。

次いで総苞片に注目してみる。
総苞片は2~3重に重なっていて、外側の総苞片が一番短かくて白っぽい。

よこお野路菊の丘から、横尾団地方面を見下ろす。

ここ横尾山にも炭焼きしてた跡が残っていた。
私の小さい時分には、この山からも煙が立ち昇っていたことだろう。
