8日(土)、六甲山系で唯一の草原が広がる東お多福山で、草原植物の観察会が行われた。草原とは言え、昔のススキはすっかり姿を消し、今では背丈を超すネザサ(イネ科)に覆われてしまっているから、このまま放置しておけばやがて森林へと変わってしまう。
今ある貴重な草原を保存し、生物多様性が期待できるススキ草原への再生を期して活動を続けている団体がいくつかある。
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今回は、そんな活動を指導している県立人と自然の博物館のH講師が解説者となった観察会で、ビジターは30名ほど。
土樋割峠で説明を聞く参加者。
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土樋割の土樋とは、その通り土を焼き固めて作った樋(とい)のことである。
それを割るのだから意味は「水争い」、西へ流れる水を東側にも寄越せと争い、樋を割る騒ぎへと発展した場所。
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東お多福山 山頂。
年1回の笹刈りを数年続けると、このようにススキが顔を見せ始める。
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山頂より芦屋市・大阪方面を望む。気温は平地より4℃程も低いから、観察が苦になることはない。
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この辺りに、リンドウやセンブリの花が咲くのは以前から知っていたけど、オミナエシが咲いているのには驚いた。ササの下で、何年も眠っていた種子や根っこが目を覚ましたのだから、間違い無く笹刈りの効果である。
遠くに関空が見えていた。
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秋の花 ツリガネニンジン(キキョウ科)
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秋の花 シラヤマギク(キク科)
写真は無いが、ワレモコウ(バラ科)やキキョウ(キキョウ科)の花も咲いていた。
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年2回の笹刈りを数年継続すると、背丈を超えるネザサも姿を消して、ススキの草原へと変化する可能性を証明する実験区である。
H講師の話しは説得力を持つが、なにぶん笹刈りには多数の人手を要するから・・
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