23日(月)、Tさんの声掛けにより、丹生山系の植物観察へ出掛けた。
神鉄箕谷駅近くを流れる小さな川、その傍に、いかにも日本的じゃない特異な姿の植物がニョキニョキ生育している。
地中海沿岸を原産地とするビロードモウズイカ(ゴマノハグサ科)とかで、こんな植物の野性化は本当に困る。モウズイカとは毛蕊花で、雄しべに毛が生えていることによるとある。葉は気持ち悪い程フワフワのビロード感触だった。

この日も曇り空だから極端な暑さではないけれど、丹生山登山口からのジメジメした道には薮蚊が多く、あちこち刺されて集中できない。。。
この日の目的のひとつはこのフジキ(マメ科)で、全国的にも稀とされる高木。
ここのは株立ちしておった。

このフジキは、別名をヤマエンジュとされる通り、葉はフジやハリエンジュによく似ているのだが、同行のNさん「フジと違って小葉が互生してるよ」 なるほど・・・

Tさん、「この軽いツル性を現わしてる木、ホウライカズラだと思うけど・・」

しばらく歩いた所にこんな花が落ちている。ハンドブックで調べると間違いなくホウライカズラ(マチン科)の花で、首が痛くなるほど上を見上げ、確かにツルがその花を咲かせていた。兵庫県レッドデータランクC。花は白から黄へと変化するようだ。

オトギリソウ(オトギリソウ科)が咲いていた。

丹生山頂から神戸の西方を展望する。

これは何? お分かりの方、教えてください。
K田さんにお尋ねしたところ、サクラソウ科のギンレイカ(銀鈴花)で、オカトラノオと同属だとのお返事を頂きました。丹生山系では珍しくない植物だそうです。
花柱がこんな明瞭に残ってるので、記憶力のある人は覚えやすいですね。
K田さん、有難うございました。


生まれて初めてお目にかかったトモエソウ(オトギリソウ科)。
その名前通り、花は巴形に歪んでいる。本来の花色は黄色だが、花の終盤とあって白っぽくなっていたのが少し残念。


結構大きな実を結んでるのもあった。これもよく観れば、5裂した花柱がしっかり残っている。植物に於いてもきっと、雌性は強靭なのだろう・・

なにぶん丹生山頂を出発したのが14時少し前だったから、稚児墓山を越えるにはちょっと遅い。舗装道路を歩くことにする。
ヘラノキ(シナノキ科)が見つかった! 兵庫県では唯一この一帯でしか見られないそうでレッドデータランクAとある。若葉には真っ赤な托葉がつくという。

名前でさえ聞いたことの無い植物を数種観察、とにかく収穫の多かった丹生山系だ。それにしても皆さん熱心で、神鉄箕谷へ戻りついたのは午後6時45分!!