6月29日の空は真夏を思わせる青で、九州は別として空梅雨に終わるのではないかと心配しておった。
どういう訳か私、大昔から渇水に対する不安感が人一倍強いみたいで、やはり梅雨には梅雨らしく、たっぷり降って貰いたいと毎年そう願っている。
そんな心配をよそに、30日から降り始めた雨は30時間近くも続いたから、1日(日)は心地良く小説に取り組める環境になった。
 
乃南アサに初めて出会ったのは、もう10数年も前になる『凍える牙』だ。
しかしこの小説、直木賞受賞作品なのに私は何が何だか一向に理解に至らず、あのオオカミみたいな犬は本当の犬なのか、或いは何かの象徴なのかさえ分からぬままだったので、以降彼女の作品から遠ざかっていた。
 
今回読んだのは『氷雨心中』で、先日図書館へ出向いた折、ついでに借り出したもの。
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これもまたおかしな作品で、私の感想は「それがどうした?」でお終い。
 
もっとも、私が40点の落第点しかつけなかった映画「幕末太陽伝」や「孔子の教え」に対し、あれは良い作品だったではないかと言う映画ファンもいるから、私の理解力の至らなさといった面も大いにあるに違いない。