ウバメガシ(ブナ科)は海岸性の樹木だから、海岸から遠く離れた場所で見つけたら、大昔はその辺りが海岸線であったと判断して間違い無い。
 
話しは異なるが、人里植物とか人間臭い植物などと称されるものがあって、これらの植物は山奥へ入り込むことなく、いつの場合も人間の生活域に密着した場所にしか生育していない。これは一体何故なのか、相当長い間考え続けていたけれど、すっきりする答えが得られないままだった。
『人里では農耕が行われており、必ず何らかの肥料が施されているだろうから、窒素を主体とした成分が地中に多く含まれることになる。よって、そんな栄養分を多く含んだ土壌を好む植物が人里植物と呼ばれる』といった程度の理解だった。
 
ある時、大先輩のF本さんにこの疑問を話したところ、重要なヒントを与えて貰い、ストンと落ちたような気持ちになった。
 
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人里植物などと称されるものは沢山あって、身近で見えるヒガンバナ・エノコログサ・タネツケバナ・チカラシバに、写真のオオバコなんかが代表選手と言えるだろう。
これらのものは史前帰化植物として括られ、稲作に伴って日本へ入ってきたものだという。
日本には弥生時代以前に水田など無かったし、水を抜いた冬の田は、一種の畑状態という新しい環境が生まれたことになり、そんな環境に適応した植物が繁栄したのだ。
言い換えると、人里では常に、踏みつけ・刈取り・除草・掘り起し・整地など不規則な攪乱が生じ、日当たりが良くなる。そんな場所を好んで生育するのが人里植物だった、と。
 
以上はF本さんから頂いたヒントによって書いた、無責任?なものです・・・