山を歩いていて、深紅の実をいっぱいにつけた木に出会った。
今まで見たことのないもので、特徴と言えば果(花)柄がいやに太く、写真では見えないがガクの残骸(?)みたいなのが残っている。
葉は長さが10cm強で幅5cmというところ、鋸歯は無い。木は崖下から立ち上がっており、藪に隠れて樹肌は見えなかった。
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帰宅後、図鑑やネットであれこれし、何のことなし、カゴノキ(クスノキ科)の実であることが判明した。
我々の周囲にいくらでもある木の1つで、近辺の山に入ればまず間違いなく見ているにも関わらず、「初めて見る木」になってしまってるのだ。何故???
 
カゴノキは10数メートルにもなる高木だから、果実の出来る上部が見えない?
いやいや、そうではない。
カゴノキの樹肌に原因があると考える。その名の通り、成木の樹肌は見事なまでに鹿児のごとく円形に剥がれ落ちていて、一目で「ああカゴノキ」と判定してしまうから、その果実にまで意識が向かぬ恨みがある・・・そんな木のひとつだと思うのだがどうだろう。目立ち過ぎるもの問題なのだ。
もうひとつは葉の姿で、クスノキ科といえば「三行脈」なのに、こやつにはそれが無いし、クスノキ科の雰囲気も無い。厄介者であった。