もう数年も前から、菊水山へ登る途中に沢山咲いている黄色い花、これはキバナコスモス(キク科)だと教えられていて、ずっとそのように信じていた。
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ところがつい最近、特定外来生物に指定されてるオオキンケイギク(キク科:大金鶏菊)というのを教えてもらったので、再度注目してみたところ、実はこれがその花だと判明した。
キバナコスモスの葉は、羽状に深く切れ込んでいるのに対し、オオキンケイギクの葉は倒披針形と呼ばれる形だから、すぐに判別できるのだった。
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これは蕾
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痩地でも乾燥地でも、深く根を張って凄い勢いで繁殖している外来種で、2006年に
特定外来生物法に指定されている。
この法律に反した場合、個人では3年以下の懲役あるいは300万円以下の罰金に、法人では1億円以下の罰金に処せられると書かれている(もっとも悪質な場合だけど)から、オオカワジシャ同様、その繁殖力が想像できる。
 
 
斜面を占領しているブタナ(キク科:豚菜)。フランス名「豚のサラダ」の翻訳だという。
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とにかくキク科植物の根は厄介で、花壇に侵入したヨモギ退治には手こずる。
木化して地中を這っているから、引っこ抜くのに相当な力を要するのだ。
 
 
こうしてキク科植物について本をめくっていると、アレレと気づいたことがある。
キクといえば日本を象徴する花で、天皇家の紋章でもあり、さまざまな式典で最もよく用いられる花だから、日本在来の植物に違いないと思っていた。
ところがこれは外来種、奈良時代に中国から渡って来たらしい。皇室の紋章になったのは、鎌倉時代後鳥羽上皇が菊を好み、衣服に付けたことに始まるとある。
 
貝原益軒「むかし日本に菊なし、故に万葉には菊の歌なし」
そうだったのか。