その昔、豆腐や肉を買いに行くと、必ず竹の皮に包んで貰って持ち帰ったものだ。
今でも少し値の張る店で寿司なんかを包んでもらうと、あの懐かしい竹の皮にお目にかかる。
もう半世紀も前、六甲山地で一斉にササが花を付けた。高校時代の担任Mセンセ、「ササやタケは数十年から百年に一度しか花を咲かせない。君たちはもう二度と見ることが無いだろうから、必ず見ておけ。そして花を咲かせたら必ず枯れるから、今後の六甲山での災害が心配だ」と。
私は見に行った。さすがイネ科だけあって、白く小さい花はイネそっくりだった。
さてササとタケの違いはなんだろう?
昔は大きく生長するものを竹、それほどでもないものを笹と区分してきたようであるが今では、ずっと皮(葉鞘という)が残るものを笹、葉鞘がさっさと落ちてしまうものを竹としている。
先ずはタケ(イネ科) これは誰が見てもタケだ。

タケといえば普通、モウソウチクにマダケにネマガリタケ。いずれも掘りたての筍は絶品で、中でもネマガリタケは灰汁が少なくて、旨い。以前氷ノ山の民宿で食べたのが未だに忘れられないでいる。
これは節から2本の枝が出ているので、マダケだろう。

タケの同定には、この節の隆起が何本か、これも大事らしい。

**タケと呼ばれるものの中にはササがあったり、**ササの中にはタケがあったりで、名前に誤魔化されてはいけない。
烏原貯水池の北の端にこんなのがあって、さてなんだろうと確かめに出掛けていた。 ヤダケ(矢竹)? メダケ(女竹)?

葉鞘が残っているから、タケではなくてササであるのだが。。。
う~ん、節から沢山の枝が出ているところを観ると、どうもメダケのようだ。
ヤダケなら、節から出る枝は1本だと図鑑にある。

しかしそうは言っても、混生してる場合も多いから、なかなか難しい。
しばらく歩くとこんなのがあった。節から出てる枝は1本。これがヤダケだろうか。

矢竹は節の隆起が少ない上に節間が長くて、矢を作るのに適しているそうだ。
タケはどうか知らないが、ササは種類によって結構頻繁に花を咲かせるみたいだ。
イヤガ谷東尾根。高圧送電線の点検でもするんだろうか、送電線に沿って樹木の頭がチョン切られている。まあスギ・ヒノキ・マテバシイ・シラカシ・ウラジロガシにソヨゴ程度だけれど、も少し情緒を残して貰いたい。

菊水山の北斜面、ジュウガツザクラ(バラ科)が満開だった。
