家人と近郊へ散歩に出掛けた。
少し早い夕食を食べようと、烏原貯水池経由で街へ降りようとしてたところへ前方から、小型の柴犬を連れた年配の男性が近づいてきた。
ちょうどその男性とすれ違おうとしたところへ、前方から引き綱を離した大型の雑種犬1頭と、中型のこれも雑種犬1頭が吼えつつ走りより、柴犬に噛み付こうとした。
 
犬を飼っていれば理解は早いのだが、引き綱に繋がれた柴犬の行動は大きく制限されており、一方引き綱を離れた雑種犬は全く自由な行動が可能、よって圧倒的に柴犬は不利である上に、相手は身体の大きな2頭である。
柴犬の飼い主が犬を抱き上げようものなら、雑種犬はその年配男性に咬み付きかねない。
 
私は思わず吠え立てる雑種犬に走りより、キック!
しかし悲しいかな、私のキック力は思うほど強くは無く、大型雑種犬は私に向かって牙をむくことになった。
 
そこへ通りがかったのが結構太い青竹を杖代わりにした、これも年配の男性。
思わず家人はその男性の青竹を借りて、これで闘えと私に手渡す。
武器を手にした私はそれを振り上げつつ犬に迫ったのだが、犬も賢い。
間合いを取りつつ、攻めてきたり退いたり・・・
結果、その竹が功を奏し、2頭の雑種犬は退散した。
 
家人によると、その青竹の持ち主こそ雑種犬の飼い主であったらしく、そそくさと立ち去ったと言う。
柴犬にも大した被害は無かったようで良かったけれど、あんな人通りの多いハイキング道で犬を離すなど論外で、暫くは腹が立って憮然としておった。
 
我が家の18歳になる柴犬も10年ほど前に、門から飛び出してきた大型犬に咬まれ、暫く獣医さんに通った経験があるだけに、なんとかあの柴犬を救うべく、自分が咬まれる可能性があるのも忘れて闘うことになったのだろうと、これは後になって思ったことである。