年に数回、神戸製鋼所が運営する灘浜サイエンススクエアで、六甲山の花シリーズと題された勉強会が開かれている。
講師は自然観察という業界では名を知られたSHIMIZUさんで、以前は私もよく参加していた。しかし、取り上げられる花の種類が多過ぎて、結局何も頭に残らないことも多かったため、最近では足が遠のいていた。
ところが今回は、COP10(生物多様性条約締結国会議の10回目)に向けた特別講演があると知り、久し振りに出掛けることにした。
 
 
阪神電車を大石駅で降りるとすぐ東側を、杣谷川と六甲川の水を集めた都賀川が流れている。
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鮎の放流も行われる水質が保たれていて、夏休みは水浴びする子ども達の歓声があちこちで聞かれる。
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しかしそれが一昨年の悲劇を産んだとも言える。
増水を警告する回転灯が設置された。
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灘浜サイエンススクエアに着いた。最近では企業イメージのアップをもくろみ、自然環境保全に予算を組むところが増えてきた。実に良い事である。
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第1部はいつも通り花の説明で、本日はキク科90種。キク科にバラ科はやたらに多く、日本のキク科は70属360種にものぼる。
この暑い最中であるのに、教室は100名程もが集まる盛況。まさにブームだ。
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毎回同じような展開では飽きられる? 今回はアジサイを中心としたドライフラワーが展示された。なかなか綺麗で、食指が動く。
いやいや、今手を広げてはいけない・・・と抑える。
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この10月、名古屋で開かれるCOP10の争点については、新聞などで一定の知識は得ていたから、その点はよく理解できた。
要するに、①生物多様性の保全  ②その持続的な利用  
ここまではどの国も異議申し立てはしていない。が、③生物資源の利用と利益の配分を巡って、先進国と発展途上国には深い溝がある。
例えば、新型インフルエンザの特効薬タミフルをつくるには、八角(シキミ科植物の果実)なる植物が必要になる。八角は発展途上国が提供し、タミフルは先進国が合成開発するとすれば、その医薬品で得た利益はどう配分可能なのか?単純にここを考えるだけで、問題の複雑さが分かる。
 
まあそれにしても、年間約40,000種もの生物が絶滅している現代、これは何とかせねばならないし、これに取り組めるのは我々でしかない。
 
 
もうひと月雨が降っていない。都賀川の桜並木が枯れ始めた。
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