22日(日)、小学校に通う孫の「自由研究」を兼ねて、加西市にある兵庫県立フラワーセンターへ出向いた。
例年7月と8月の2回、食虫植物展に併せてこの教室が開かれているようで、私は昨年に続き2度目の参加だ。
猛暑の中、小学生はもちろん大人も、そして結構な年配者も参加して、なかなかの盛況である。午後1時、土井先生の講義は始まった。
【詳しいことは昨年8月にアップしたから今回は、概略のみで】
去年同様教室は、ほぼ満員状態になった。目の前に実物が並べられているから、身近に観察でき、手に触れることも可能。

捕虫方式は大きく分けて4種。そのうち、「落とし込み式」の代表選手はウツボカズラで、この世界最大級のものともなれば、ハツカネズミ程度なら、時間はかかるが消化できるそうだ。葉の先端部が紐状に伸び、その突端部が膨らんで筒状に進化している。

園芸用としても人気の高いサラセニアの葉脈。これも「落とし込み式」で動物を捕らえるのだけれど、この綺麗な模様は昆虫にとって花に見えている可能性があるとの説明だ。栽培は簡単だとか、一度育ててみたいと思う。

「粘着方式」を採用するのはモウセンゴケの仲間や、このムシトリスミレだ。葉一面に分布する腺から粘液が分泌されてい、小さな虫を捕らえて消化吸収する。

水の中にもハンターはいる。その代表はタヌキモの仲間で、ミジンコなどを水と一緒に吸い込んで消化するので「吸い込み式」と言われる。

これがタヌキモで、丸いつぶつぶが捕虫器官である。

小学生達にとって最もインパクトがあるのは、運動能力に勝れるハエトリソウだ。
目をパッチリ開いて、ダンゴムシなどの訪問を待ち受けている。
(――少なくとも私の周囲に、こんな睫毛を持った方はいない――)

中ほどに、短い感覚毛が3~4本あるのが見えるだろうか・・・
一度感覚毛に触れただけでは閉じない。3秒~60秒の範囲でもう一度触れると、
サッと虫を閉じ込めるので「閉じ込め式」と呼ばれる。
60秒間、この目蓋は初回の感覚を記憶していることになる。私など60秒経つ前に忘れることもあるのにだ。

最後は、これも閉じ込め式捕虫するムジナモ。ムジナとは穴熊(タヌキと誤用されることも)だが、尻尾に似てるからだろう。根はもっていない。

さて孫たち、どこまで興味関心をもってくれたのかは不明だけれど、自由研究の一助となってくれれば嬉しい。

もちろん植物は基本的には独立栄養。
しかし進化の歴史の中で、一部従属栄養の姿をとった食虫植物の、一種完成された美しさに惹かれるのは私のみでないだろう。