29日(木)、兵庫県山岳連盟自然保護委員会が催す「自然観察山歩」に参加させて頂いた。未明に雷が鳴り、雨模様となったので実行が危ぶまれたのだが、集合時刻にはすっかり晴れ上がって山歩日和となった。
今回は自然保護委員会の重鎮で花博士のYさんに加え、六甲山自然案内人を務めておられるAさんもご参加とあり、心強い。
神鉄有馬口9時集合。今回は参加者が多く、45名ほどだろうか。
個人ではあまり登らないコース設定が人気を呼んだそうだ。今日は急登が続く。

鬼ガ島への登り口で着衣調整。滑りやすい所が何箇所かある。

普通なら、花を見て初めて名前が浮かんで来るものだろうに、YさんもAさんも葉っぱのみで判定できるのだから、これはもう驚きとしか言えぬ。
例えばキンミズヒキ。花は良く知ってるけど、この葉がそれとは・・・
葉は羽状複葉で、小葉は大きさが不ぞろい、ふちにギザギザがある。確かに葉はバラ科の特徴を有しておる。

アカショウマ(ユキノシタ科)も葉のみから判定される。茎や葉柄が赤いところからの命名らしい。三回三出羽状複葉というのだろう。

今度はコゴメウツギだ。パッと見たところキイチゴ類ではないのか?と思ったが、棘が無い。私も少しは慣れてきた証拠、コゴメウツギはユキノシタ科でなくってバラ科だったのだ。

六甲山系のマザーツリー【母なる木:幹の周囲が大きいもの】ベスト20が選定されているとは知っていたが、その№2が鬼ガ島に存在するとは知らなかった。
樹種はアカガシ(ブナ科)で、幹の周囲は6.25メートル、樹高は19メートルだと言う。良く見るとこの木、炭の材料?として一旦伐られたが、萌芽がこのように株立ちとなったみたいで、このような場合は各株の周囲を合算して幹周とするそうだ。

葉はブナ科中最大で、オオガシとかオオバガシとも呼ばれると図鑑にある。
葉の先端部が尾っぽのようになっているのが特色らしいが、遠くて明確でない。

オオカメノキ(スイカズラ科)が大変美しい。アジサイのように周辺部に装飾花をつけている。これにも良く似た木があるので、特徴を明確に把握出来るような観察が必要だ。そのひとつ、葉の色か。。。

鬼ガ島から水無山、高尾山を経由して湯槽谷山に達し、ガラガラの湯槽谷を下って有馬温泉へ降り立った。
写真には出来なかったけれど、シハイスミレは覚えた。シロバナウンゼンツツジも覚えた。ヤブニッケイ(クスノキ科)やミヤマシキミ(ミカン科)も、何となく分かるような気がする。
いろいろ教えて頂けた、充実した「山歩」に感謝している。