8月23日(日)、加西市にある兵庫県立フラワーセンターで、「食虫植物」の勉強会があって参加しました。

小学生が大多数かな?と少し心配しておったのですが大人も沢山、熱心に聞き入っていました。

私は先に園内に展示されている食虫植物をジックリ観察し、その後講義に臨みました。2時間はあっという間に

過ぎるほど興味深い、特殊な能力を備えた植物の世界を堪能したのです。

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この教室がいっぱいになる盛況。もちろん夏休みの自由研究未完成の小学生も保護者と一緒に参加です。

講師の土居先生、小学生にもオジサン・お婆さんにもポンポン質問を浴びせてくるので気が抜けません。

私も開講間もなく「昆虫を捕まえて分解・吸収するような植物が出現した背景は何か?」との質問を受け、

「光合成能力が低いから・・」と答えたところ、その解答では20点と切り捨てられました。

土居先生によると、この出現の背景をきちんと捉えておくことが食虫植物を考える土台になるそうです。そこで。。

【もともと競争力の弱い植物である→よって、敵となる植物が少ない湿地へ逃れた→湿地、水は豊富だが栄養分

には乏しいので、昆虫から補給】 これが食虫植物出現の最も重要な背景になるそうです。

そうですね、植物の生育に必要なのはN・P・Kの3要素に加え、FeやMgなどの微量要素も無くてはならない、

植物は光合成だけでは駄目なんです。Mちゃん、ここまで分かるかな? 

さて、食虫植物が昆虫を捕らえる方法、これには4通りあります。

①昆虫を筒の中へ落とし込む(ウツボカズラやサラセニア) 

②粘液を分泌し、昆虫をくっ付ける(モウセンゴケやムシトリスミレ)

③二枚貝のような器官で昆虫を閉じ込める(ハエトリソウやムジナモ)

④水中の袋でミジンコなどを吸い込む(タヌキモやミミカキグサ)

先ず①落とし込み方式を見てみます。

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ウツボカズラです。ウツボカズラと一言でいっても形や大きさ、色もさまざま。共通点は筒の内側はツルツルで

いったんここへ落ち込むと這い上がるのは無理。この写真ではちょっと分かり難いのですが、筒は葉の先から

柄を伸ばし、その先端部が膨らんでこんな器官になっているのです。

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おまけに筒の内部には消化酵素を含んだ液が貯まっていて、昆虫は溺れ死ぬことになります。そして後ゆっくり

消化し、筒の内壁から吸収するのです。内部の液、見えるでしょうか?

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こんなに大きなものになると、昆虫に限らず、ネズミまで捕らえるそうです。筒の上にある蓋、この蓋の内側

に蜜腺があって昆虫をおびき寄せます。もひとつの役割は雨水の浸入をさえぎる傘の役目ですね。

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蓋の内側に牙のようなものをもったウツボカズラもありました。

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おっと、この筒の外側にある2筋の棘、これはどういう意味を持つと考えられるのか、質問するの忘れてました。

自分で考えを巡らせるのも必要ですね。。。