アオイ科フヨウ属の花の代表はフヨウ・ムクゲ・ブッソウゲ(ハイビスカス)で、この時期家の周囲を少し
歩けば、3種とも見ることができます。同じ科・属ですから似てるのは当然ですが、見慣れればその違いは
ひと目で分かります。

フヨウの花です。ムクゲよりふた回りほども大きな花で、背丈はムクゲより低いものが多く、2~2.5
メートルほどである一方、葉は他の2種より随分大きくて形も違っています。
早朝に開花し、夕刻にはしぼんでお終いの1日花。

雌しべの先は5裂していて、花柱から雄しべが湧き出ているように見えます。これ、雄しべが合着していて、
花柱を筒状に包み込んでいるのです。

次はムクゲで、私の好みは白花。この花が咲き始めると夏休みが近い。。。そんな印象を持っています。
樹高は高いものになると4メートル近くあり、花はフヨウ同様1日のみ。

ちょっと分かり難いのですが、ムクゲの雌しべも先端は5裂しており、やはり雄しべが花柱からモクモクと
湧きあがっていますね。

3番目がハイビスカス(分類名のブッソウゲと呼ぶ場合は少ないです)。普通は鮮紅色。フヨウ属のなかでは
最も樹高が低くて、1.5メートルほどのが大部分を占めているようです。

やはり雌しべの先端部が5裂しており、雄しべが花柱から突き出ていますがこれも、雄しべが合着して花柱を
筒状に包んでいるのです。このように3種の花は共通点を持っていますが、ハイビスカスの場合、雄しべが
顔を出すのは花柱の中ほどから上に限られています。ハイビスカス、オレンジ色や黄色いのまで園芸種として
栽培されていますが、みんな花柱の上部から雄しべが出てるみたいです。

ムクゲの雌しべと雄しべ 雌しべの5裂がよく分かります。

今度はそれを縦方向に切ってみました。