5月下旬、この播磨平野東部に位置する稲美町のため池を巡り歩きました。とは言え、稲美町のため池だけでも
89箇所もあるので、前回は西側の池に絞って歩いており、今回は東側の池巡りです。
13日(月)の天気予報は終日曇りとあって、うまい具合だと判断して前回同様JR土山駅から歩き始めます。
ところがどうでしょう、気温は30℃を超え、太陽が照りつける日和になって大いなる消耗を強いられ。
それでも天満大池をかわ切りに溝ヶ沢池・内ヶ池・広谷池・穴沢池・辰巳池・経ノ池など15箇所の池を訪ねま
した。ただこの日も、前回と同じように神戸とは地形が全く異なっているので(役場発行の地図にも欠陥あり、
ルートは色線でなぞってはあるが、右折左折時の目標物が記載されていない)、大いに迷いました。

稲美の水田はほとんど田植えも終わっていて、緑の絨毯が広がっています。

「サン・スポーツランドいなみ」にはモモの木が沢山植わっており、凄い香りが漂っています。
よく見ると、熟したモモが地面に転がっていて。。。誰も収穫してる様子がありません。1つ戴こうかな
と近寄ると、「食べて体調を悪くされても責任もてません」との注意書きがぶら下がっていて止めました。

溝ヶ沢池 ここだけでなく、どの池も水位が2メートルばかり下がっているのは田植え後からなのか、水不足
なのか、それとも川の増水に備えた調節弁としているのか?

川からため池へと水を導く水路、これを「流(りゅう)」と呼びます。

いなみ野は台地なので、このような段差も各所にありました。

今から田植えが始まる田んぼに水が満たされてゆきます。

穴沢池 池の周囲にはベンチもあり、水面をわたる風が涼しいので、ここで昼食。

お百姓にとって水はかけがえの無いもの、浮御堂を祀っている池も多いですね。

水の交差点です。仕切り版を入れ替えることで流れる向きを変えています。

辰巳池の畔に立派なお寺が建っていました。 野寺山高薗寺(真言宗)の観音堂とあります。

JR土山駅から歩くこと3.5H,やっと加古大池に到着。加古大池は県下最大のため池で、天満大池は
県下で最も古いため池であるとの説明書きがあります。ヨットの練習する人も。
加古大池の面積が49ha、貯水量が130万トンであるのに対し日本最大のため池として知られる満濃池
のそれは、139ha、1540万トンですから格が違いますね。もっとも満濃池には空海までもが関わって
ますからねえ。

加古大池には立派な休憩舎も建っていて(あれれ、月曜日は定休日でした)、駐車場完備、季節の良い
折にはここでお弁当を広げるのも楽しいでしょう。
この辺り一帯のため池は殆んどが江戸時代に築造されたもので、新しいものでも明治の初期築造です。
ただ古いものは600年代のものもあって、、小さいながら7世紀には集落が形成されていた模様です。
いまひとつ、これらのため池を満たす川は、加古川の支流である「曇川」と、これも加古川の支流「草谷川」
が中心のようで、一部は北方を流れる美嚢川(淡河川)から引き込まれたものもあるようです。ただ草谷川は
どうも人工的な用水路じゃないかと思います。