私の乏しい知識から、ため池を造るなど、人数を集めて掘ればいいんだろうと思っていました。
何年か前、日本最大のため池「満濃池」を訪ねた折、700年頃に讃岐の国司が築造しようとしたがなかなか
完成しなかったので、空海に指揮を執ってもらいやっと完成させたんだという説明文を読んだ時も、そりゃあ、
人集めの問題だろう?位にしか受け取れなかったのですから。。
幸竹池辺りから雨滴が落ち始めてきました。しかし何んとしても北上し、加古大池にまで達したいのです。
五郎右衛門池までに相当濡れてきて、ちょっと寒いです。

雨宿りできるところを探しつつ歩いていると神社があります、一刻軒を借りようと。なんとその名も池大神社。
ボーッとしてても仕方ないので雨宿り兼昼食にします。雨は降らぬと確信してたのに無念。コンビニなんて
無いのでビニール傘も買えません。北上を諦め少し南のルート(人家に近い)を東進に変更です。

尻ヶ池を過ぎ、入ヶ池郷ルートに入りました。このルートは曇川(巾5メートルほどの用水路?)沿いに
歩きます。おっとこれは? 曇川を堰き止めて水位を上げ、田んぼに水を導いているのです。

用水路、漫然と水を流している訳じゃなく、所々に可動式の堰を作ってあるのはこのためだったのです!
堰の周辺の田んぼには、たっぷりの水が流れ込んでいます。間もなく田植え。

手前は満溜池で奥は長府池
そうだったのです。溜池は雨水を溜めてる訳じゃなく、川の水を引き込んで溜めているのでした。
だからこのように、溜池は階段状に築造すれば水の有効利用が可能となるし、水害対策にもなるでしょう。

琴池、池面にこんなテラスを張り出しています。こんなところでビール飲んだらどれほど美味しいか。。
一旦上がっていた雨なのに、溝ヶ沢池付近からまた降り始め、急がねばなりません。神戸に住んでいれば
山の見える方角は北、なので迷ったところで抜け出すのに苦労しないで済みます。ところが播州平野、殆んど
目安になるものが見当たりません。増して小雨ですから高砂方向(西)の山もサッパリ見えなくて、自分では
南へ歩いていたつもりなのに西へ西へと進んでいることに気付きます。寒い!
駆け足でJR土山に着いたのが14:50。自動販売機で温かいコーヒーを買って飲んでいると、ザーッ
と降ってきました。間一髪。Nさんから携帯電話が入り、「凄い雨、駅に間に合ったか?」
生まれて以来街に住んでいる私にとって、ため池に込められた創意工夫の一端を知る、本当にいい勉強でした。
灌漑用で水を抜いてしまう場合も多いでしょうから良いのかも知れませんが、全般に富栄養化が進んでいるみたい。
もちろん再度、今度は加古大池からスタートしたいと思っています。マップ、雨と繰り返すコース点検で
もはやボロボロ状態になってしまいました。 万歩計:32,000