花は自分の中にある
我が園に 梅の花散る 久方の 天より雪の 流れくるかも
大伴旅人
梅のつぼみは、本当に小さい。これはつぼみなのかなと思う程。
ある日、気が付く、これはつぼみだと。
花は咲く香りとともに。
散る姿を美しくとらえるのも、美しい。
人として生まれてきた以上、自分のためにもっと良い呼吸を
し、”身体知”を目覚めさせ、生きている喜びを実感しましょう。
たえず感動と好奇心のある、いきいきとした身体であれば、
「花」は自分の身体の中にあることに気づきます。
そして、「花」を持って輝いている人は、他人に対しても輝く
「花」を与えることができるのです。
「花」のたとえは、本当に素晴らしいと思います。
花は、自身以外にも、周囲に恵みをもたらすからです。
このお話の中で、他人に対しても輝く「花」を与えることが
できるのです。という言葉があります。
もしかすると、自分も周囲の人にお仕着せでない何かができるの
ではないかと励まされる言葉です。
「花」は、自分の身体の中にあることを、多くの人たちが実感で
きるといいなと思います。