退院してから、もっと暗い場所が苦手になった。

これもPTSDの症状の1つのようだ。


夜道、人通りの少ない場所へは近付けない。

車がたくさん通る大通りは大丈夫。

路地には入ることができない。


暗い場所へ行くと、動悸や震えが始まり、呼吸が苦しくなる。


仕事が終わって、自力で帰宅することもできない。

夫の仕事が終わるまで、明るい場所を探して待つ。


もし帰宅できたとしても、暗い自宅へ1人で入ることができない。


体の症状を無視して、夜道を突き進むと、死が迫ったあの時を思い出して不調をきたす。


悪夢。

フラッシュバック。

パニック。

過呼吸。

このまま死ぬかもしれない。


何度繰り返しても慣れない。


日中でも、知らない道や人けのない場所は苦手。

恐怖心に勝てない。


不便で生きづらい。


起きてしまった症状や発作を薬で抑えることはできるかもしれない。

でも、病気になる前のように、恐怖や不安を感じずに、呑気に生きられる日が本当に来るのだろうか。


神経は過敏。

些細な出来事で叫びたくなるほどの恐怖を常に感じながら生きている。


『病気だからいつか治るよ』

先生も家族もそう言ってくれる。

落ち着いている時の私は、そう思える。


薬のタイミングがうまくコントロールできるようになれば、もう少し楽になるそうだ。

『喘息も薬でコントロールできていたから、今回も大丈夫』

と、先生が言ってくれた。


暗くて思い詰めている私に飲み込まれてしまいそうになる。

あきらめずに、がんばろう。