1日に何度か、ストーマ周辺のお腹が肉まん様に膨らむ。
しばらく横になって、萎むのを待つ。
お腹が膨らんでいる時に、パウチの交換をすると、お腹が萎んだ後に、排泄物が漏れる。
お腹が萎んでいる時に、パウチの交換をすると、お腹が膨らんだ後に、皮膚が引っ張られて負担がかかり、炎症を起こす。
ストーマは、思い通りにコントロールできない。
でも、だんだん愛着が湧いた。
看護師が、ストーマをかわいいと言い、擬人化して話かけていた。
ストーマを造ってすぐは、理解できなかった。
しかし、なんとなくわかってきた。
勝手に排泄物を垂れ流したり、ガスの音で恥ずかしい目に遭ったり、お腹が腫れ上がったり。
日々戦いだった。
着る服も困る。
食べるもの、タイミング、とても困る。
外出すると、トイレ探しも大変。
匂いやガスの音に神経質になる。
体に栄養がしっかり吸収される前に、ストーマから排出されるので、栄養状態が悪くなる。
ストーマは飛び出し、お腹は歪に変形した。
大変なことばかりだった。
でも、少しずつ、ストーマがある自分が嫌いではなくなっていった。
お腹に生き物でも飼っているような気持ちになっていた。
すごく手がかかるし、ストーマケアで毎日辛い生活だったが、それでも良いと思えた。
みんなにかわいそうだと言われても、自分だけは、そう思いたくなかった。