心理士先生のカウンセリングの日。

『最近どうですか?』

いつも通り、直近の困りごとを話した。

雷で大きな音が続くと、不安定になってしまうこと。

薬が増えて、まだうまくコントロールできていないこと。

朝一指示の抗精神病薬、飲むとすぐに眠くなり、フラフラして立っていられなくなること。

私『薬のせいか、寝てばかりです。
朝一服用なので、日中起きていられなくて困っています』

心理士『薬は理由がわかった上で飲んだ方が良いので、なぜ朝一なのかを先生に聞いてみてくださいね』

私『起きている時間は元気です。
外出する恐怖も少し落ち着いている気がします。

なんとなくですけど』

心理士『前回お会いした時より調子が良さそうですね』

普段は感極まって号泣することもあるのに、この日は穏やかにカウンセリングが終わった。


そういえば。

以前、心理士先生が話してくれたことを思い出した。

ある薬の実験のこと。

何の成分も入っていない薬と本当の薬をそれぞれ飲んでもらう。

何の成分も入っていない薬を飲んでいることは知らされていない。

効くはずのない薬を飲んだ人たちも、本当の薬を飲んだ人たちと同じくらいの効果があったそうだ。

不思議だなと思った。

気の持ちよう、なのかな。


薬がどういう風に効くのか、なぜ飲む必要があるのかを理解することで、効果が増すのだろうか。

効かないと思って飲むより、効くと思って飲む方が良いはずだ。

飲まないよりはまし。

きっと。




近所のスーパーの行き帰り、遠まわりをするようにしている。


行けるところまで行ってみる。


大した距離ではないが、私にとっては大冒険。


ドキドキすることもある。


不安になったり、後悔することもある。


帰宅したら汗だく。


でも、なんだかそれがうれしい。