外出が億劫だ。
体がだるい。
頭が痛い。
『石橋病院に行くのは嫌がらないよね』
と、夫に言われる。
確かにそうだ。
めっきり1人での外出が減った。
でもカウンセリングの日は楽しみだった。
自宅から病院は、約2時間かかる。
数日前から頭の中で道中のシュミレーション。
前日には着る物、持ち物、全て準備しておく。
暗くなると不安で色々な症状が出てくるので、帰宅時間も決めておく。
予定外のことが起きると混乱してしまう。
だから寄り道もしない。
病院へ到着して心理士の先生を待った。
『こんにちは』
いつも通り穏やかだ。
近況報告。
日常生活に支障が多く出るようになったこと。
薬の量が増えたこと。
仕事を休みがちなこと。
お局様の言動を会社に報告したこと。
私は頭で考えすぎるので、話下手だ。
それなのに先生とは特別話しやすい。
ゆっくり私のペースで話をさせてくれる。
そして、色々なアドバイスもくれる。
『藤井さんは間違ったことはしていないと思います。
同僚の方を助けた行動は、健康だったとしても負担が大きいです。
頑張りましたね。
でも、しんどかったら逃げていいんですよ』
『今日はよく病院まで来られましたね』
入院、手術、精神疾患、ずっと過程を知ってくれている先生なので、とても安心する。
先生とお話すると、気持ちが楽になる。
次は少しでも良い報告ができるといいな。
