コロナの影響は続いており、もちろん面会もできない。
入院生活は孤独だ。
そんな中、4人の先生たちの訪問が楽しみになっていた。
4人の先生たちは、みんな優しい。
警戒心の強い私でも、大丈夫だと思える。
閉ざされた空間で、貴重な安心できる存在だ。
看護師は1日2回担当が変わる。
時々優しい看護師が担当になっても、忙しそうで、なかなか話しかけることができない。
主治医の田部先生と研修医の山中先生。
毎日、朝と夕方の2回来てくれる。
田部先生の自信に溢れた雰囲気に、いつも安心させられる。
山中先生は、いつもまっすぐで、寄り添ってくれる。
心理士の先生。
だいたい2日に1回。
ゆっくりと色々な話をする。
入院生活や手術のことだけでなく、日常生活の話も。
治療の一環なのかもしれないが、そう感じないほど、自然に話ができる。
婦人科の木田先生。
前回の入院の時は、休日も関係なく、毎日2回来てくれていた。
今回は、週に2回くらいになった。
すごく疲れ切っていて、挨拶程度で、すぐに去っていく。
機嫌が悪そうにも見えた。
複雑だった。
前回は婦人科手術の合併症だった。
だから今回の入院は管轄外。
【お忙しそうなので、来なくて大丈夫ですよ】
と、言うべきなのか。
先生の義務感や責任感で、様子を見に来てくれているのか。
正直、来たくないなら来ないでほしい、とも思う。
数少ない、会うのが楽しみな人。
来てくれなくなるのは、寂しい気もした。
でも、申し訳ない気持ちもある。
いつもニコニコしていたのに。
辛そうで、笑顔もほとんどない。
かわいそうだし、心配だ。
何かあったのだろうか。
人の顔色ばかりうかがうのは、私の悪い癖だ。
またそのうち、元の優しい先生に戻るかもしれない。
仕方なく来ているわけではないかもしれない。
そう信じよう。
4人の先生たちのおかげで、私の心の平穏が保たれているのだから。