先生『たくさん食べて、腸を動かしましょうね』

私『はい。

がんばります』


たくさん噛んで、飲み込む。

豆腐やお米など、たくさん噛むことで、少し食べれるようになってきた。

そのせいで腸も働き始めた。

せめて2、3割は食べれるように頑張りたい。


1時間から2時間に1回ほど、便意がやってくる。

液状の便が、ほんの少し。

何度も何度もトイレに行く。

しばらくは便失禁を起こすかもしれないそうだ。

下着に戻すか、オムツのままか、看護師に聞かれて、迷わずオムツを選んだ。


便の回数が多いので、肛門付近の皮膚がかぶれる。

プロペトを出してくれた。

トイレを済ませる度に、自分で塗った。

毎日皮膚の状態を確認されるので、真面目に塗っている。

ICUで意識がない私の唇に、看護師が塗ってくれていたのもプロペト。


横になると、吐き気がする。

胃酸が逆流している感じ。


座っていると、高所にいる時のように耳が塞がった感じになる。

耳管開放症は、まだ良くなっていないようだ。


横になると、耳の症状は落ち着く。

でも吐き気がして、すっぱいものが上がってくる。


少しうとうとしても、お構いなしに便意はやってくる。


何かを諦める必要があるが、ベッドの上で、どう過ごすことがベストなのか、よくわからない。

看護師に症状を伝えても、具体的なアドバイスはない。


どうしたものか。


『日にち薬ですから、少しずつ良くなっていくと思います』

看護師や心理士の先生が言う。

そうなのだろうが、先の見えない状況に不安でいっぱいだ。