栄養士が来た。

要望を聞かれた。

前回入院時の病食のトラウマから、全く抜け出せていなかったので、また同じことが繰り返されることが怖かった。

前回入院時の病食の影響で、栄養状態が悪くなった。

そして、心が壊れた原因の一つになったと思う。


『特に、希望はありません。

普通の食事のままで大丈夫です』

何もしないでほしかった。


栄養士の判断で一度変更したとしても、状況を見て臨機応変に対応してくれるのであれば、相談したい気持ちはあった。

しかし、きめ細かな仕事をされるタイプではないと、身をもって知っていた。


前回入院時は、何の説明もなく、毎日毎日同じメニューだった。

病院に殺されると感じたほどだった。

被害妄想でもなんでもない。

点滴生活が終わってからも、ずっと毎日同じメニューだった。


今更だが、先生も看護師も、食べない私に理由を問う前に、どんな病食を出されているのか、少しだけでも、興味を持ってほしかった。


先生も看護師も、管轄外。

自分の身は自分で守るしかない。


どうか、前回入院時と同じ病食が出されませんように、と切望した。


2回目の入院生活は、無事に普通の食事が出た。

食欲がなくても、要望を言わない方が平和に過ごせると、前回の入院で学習していた。


毎食3割を目標に、一生懸命食べた。



2回目入院時


1回目入院時