2007年3月28日発表
日本のパートI国昇格に伴うダートグレード競走の
格付け表記等の取り扱いについて
中央・地方のダートグレード競走について格付けを行うダート競走格付け委員会(事務局:日本中央競馬会・地方競馬全国協会・全国公営競馬主催者協議会の三者により構成)は、日本のパートⅠ国昇格に伴い、平成19年1月以降に実施するダートグレード競走の格付け表記等について、以下のとおり取り扱うこととなりました。
これは、パートⅠ国昇格に合わせて遵守が求められた格付け表記の国際ルールに従うもので、ダートグレード競走の競走体系や位置づけ、実施内容は変更ありません。
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各競走の新たな格付け表記はこちらをご覧ください。
1. 『ダートグレード競走』の呼称について
従来どおり変更ありません。
2. 格付け表記について
国際格付けされた競走と、それ以外の競走とで異なります。
なお、平成18年までに行われた競走につきましては、従来どおり変更ありません(さかのぼって変更いたしません)。
(1) 国際格付けされた競走
「GⅠ」・「GⅡ」・「GⅢ」の3種類に区分します。
(2) それ以外の競走
「JpnⅠ」・「JpnⅡ」・「JpnⅢ」の3種類に区分します。
※(1)・(2)とも、格付けの呼称は総称として“ジーワン”・“ジーツー”・“ジースリー”とします。
【参考】
本年1月に平成18年の中央・地方の全平地重賞競走のレーティングが確定したことを受けて、平成16年~18年の3年間のレースレーティングをIRPAC(国際格付番組企画諮問委員会)に提出し、そこでの審査を経て、上記の基準を満たしたレースについて本年の国際格付けが確定しました。
これにより、各区分に該当する競走は下記のとおりとなります。
◆2007(1~12月)に行われるダートグレード競走数
従来の格 国際格付け
された競走 それ以外の競走計
GⅠ
GⅠ 2
JpnⅠ 10 12
GⅡ
GⅡ 1
JpnⅡ 10 11
GⅢ GⅢ
8
JpnⅢ 19 27
計 11 39 50
3. 格付け表記の変更時期及び変更範囲
主催者発行の出走表・成績表及び一部対応可能なものにつきましては、本年4月以降順次変更いたします。
ただし、格付け表記においてシステム改修を伴うものについては、原則としてその改修が完了するまで従来どおりの表記となりますので、それまでは“Jpn●”と表記すべき競走についても、“G●”と表記する場合があります。
* 格付け表記の国際ルールとは
これまで使用してきた格付け表記の“G●”は、国際格付けされた競走のみが使用でき、それ以外の競走について用いることはできません。
各競走が国際格付けされるには、以下の3点をすべて満たしていることが条件となります。
(1) 外国調教馬が出走できる国際交流競走であること
(2) 過去3年間の競走内容評価(レースレーティング※)において、以下の数値基準を満たしていること
GⅠ競走 115(2歳は110)
GⅡ競走 110( 同 105)
GⅢ競走 105( 同 100)
※レースレーティングは、各競走における到達順位上位4頭のレーティングの平均値で、牝馬の減量分を考慮し修正します。
(3) 新設後3年間の競走実績があること
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