道徳・倫理 | HOPE FOR project

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HOPE FOR Arahama

たくさんのコメント,情報の拡散ありがとうございます。
ひとつひとつ読ませて頂いています。
返信したいのですが,そこまで追いつかないのが現状です。
何よりの励みになっています。



Twitterにお問い合わせ頂いた中で複数の方が,
学校に張り出されている避難所にいる方の名簿を「Google非難情報」に載せてほしいと書き込みを頂きました。
写真を撮っていたのですが,インターネット上にアップして,PCのディスプレイから目で見て確認出来る大きさで載せるには,写真を100枚以上載せることになりそうでした。
ですので,一昨日,昨日と七郷小学校に非難している方々の名前が載っているファイルを頂けないかと学校側にお願いをしました。
お忙しい中,自分の為に時間をとって頂き,校長先生へ確認をとってくれたのですが,
学校側としては個人情報のファイルを渡すことは出来ないとのことでした。
その先生は一個人としては,自分を応援したいが学校側としては協力することは出来ない,申し訳ないと仰ってくれました。

また,名簿の写真ををネット上の掲示板に載せてもいいかという話をしたところ,こういった内容のお話を頂きました。


避難所には多数のマスコミの方がカメラを回しています。
子供達はテレビカメラの前でピースをする子達もいますが,中にはテレビカメラに映されるのも嫌な方々も大勢います。
これを書いている自分も喜んでテレビカメラに映りたいとは思いません。
実際,テレビカメラに撮られて怒り心頭した方も少なくはないそうです。
そういった方達を諭し,宥めるのも七郷小学校の先生方です。
そして,自分がインターネット上に避難者名簿を載せることも,少し話の尺度は違えど同様ではないのかというお話をされました。
自分が名簿の写真をインターネット上に載せれば不特定多数の方が閲覧可能になり,ご家族,ご親戚,ご友人の名前を確認して安心される方も多いことでしょう。
ただ,この場所に避難されている人の中で快く思わない方もいるのかと考えると,今自分がどうするべきか解らなくなりました。
一個人の無力さを痛感し,しばらくその場から動くことが出来ませんでした。



道徳,倫理という壁が今も自分の前にあります。



何が正しくて,何が間違っているかはこういう状況ではその人の価値観で大きく変わってきます。
今も本当に迷っています。
手元にある携帯には途中まで撮った名簿の写真があります。
それは自分がいる七郷小学校の名簿だけではなく,七郷中学校の名簿の写真もあります。
これを読んでいる方で避難者情報を知って,一分一秒でも早く安心したいという方の気持ちは痛いほど解ります。



一つだけ言えるのは,今日もこの場所で自分は自分に出来ることをします。


少しでも早く捜している方の無事をお伝えできればと思っています。


今回,一個人としては情報を開示することに学校側から協力を頂くことは出来ませんでしたが,
被災地に来ているマスコミの方が,学校側に開示するように働きかけてもらえれば,
全国の方々にこちらの避難者情報が開示されていたかもしれません。
何か強い力が必要なのかもしれません。
自治体によってはテレビで避難者の名前を報道しているところもあると聞きました。
これらの記事はあくまでも個人的な見解で書いていますのでご理解の程を宜しくお願い致します。

震災後から七郷小学校の先生方は,ご自宅にも帰らず連日連夜泊まり込みで働いています。
避難された方々に対して尽力している姿を見ると頭が下がる思いで一杯です。

避難所でも自分の顔を覚えてくれて,その土地に詳しい方々が情報を提供してくれています。
荒浜であれば信憑性の高い情報を得られることが出来るとこまで来ました。

昨日,今日はTwitterの情報をまとめる為,避難所から離れた場所でインターネットを使わせてもらっています。


明日は今日より暖かいそうです。


良い1日にする為の今日がもう始まっています。