ギャラリー押し花館四季をオープンしたのが2000年。
初めは「土曜日のみオープン」を定着させ毎週お客様をお迎えしていました。
数年後には平日月曜日〜木曜日の10:00〜15:00に変更しその間に教室を開いたり
ご注文の作品を作ったり。
作家さんのグループにも参加しいろんなイベントに参加させていただきました。
元々、私の住む糸島半島は陶芸家が多くそれ以外の作家さんはまだまだ少なかった事もあり
テレビの取材や雑誌への掲載、また行政自体が大きく支援してくださりとても活動的に
仕事ができました。
近年、糸島半島には色々な分野の作家さんたちが移り住み「若者の作家の街」となっていきました。元々糸島半島は海と山の自然に恵まれ観光名所も多いところですのでそこに作家さんの街ができればカフェやレストランが軒を並べ大きく変わってきました。
私もこの30年で歳をとり、若い作家さんたちと一緒にやっていくエネルギーも薄れ(笑)
また若い人たちと競い合う事より「自分なりのペースで心地よく続ける」事の大切さを実感するようになりました。
特に「コロナ」の数年で大きく考え方も変わったし「気づき」もありました。
「看板を下ろさず自分のペースでとにかく続けよう」
お客様がない日も花を飾り「自分の居場所を大事にしよう」
という思いで今は「予約の日にオープン」を続けています。
今、同居の義母95歳をデイサービスに送り出した後、実家の母95歳を通いでお世話しておりピアノのレッスンも毎日7〜8人。
ピアノの発表会や押し花展の準備をしながらで毎日が精一杯の日々。
続けることはとても大変ですが細い糸になっても「きてくださるお客様の為に」
そして「自分自身の為に」
もう少しの間頑張って続けていこうと思います。