DaydreamBeliever -11ページ目

号泣

躊躇しながらも懲りずに最後の一通と思いつつ、あのコに他愛のないメールを送ってみた。

以前だったらレスポンス良く返信してくれていたのに、あのコから返ってくることはなかった・・・。


やはり俺と一緒にいることはあのコの中で限界なのだろう。あのコには一切非はなく、悪いのはすべて俺なのだから仕方がない。

月並みな言い方でいえば“出会うのが少し遅かっただけだ”とか“キミといる時間が一番ときめくんだ”とか俺にとって都合の良い言い方は色々とできるるのかもしれない。

が、俺の身勝手にきらきらした未来がたくさん詰まったあのコの将来を付き合わせることは絶対にしてはいけない。


あのコとずっと一緒にいられるもう1つの選択肢も一生懸命考えてはみたが、残念ながら俺にその勇気は・・・。


近いうちにはっきりさせなければいけないのだろうが、あのコに伝えたい言葉はもう決まっているんだ。

“本当に感謝しているよ。ステキな瞬間をどうもありがとう。”


あのコと一緒にいた時間は儚かったが、俺にとっては生涯忘れることのない宝物へと昇華していくことだろう。

同じようにあのコの宝物にしてあげることができなかったことには悔いは残るが、きっとあのコの輝く未来にはそんなことよりももっともっとステキな出来事が待っていることだろう。


大声で泣きたい気持ちだったのに、不思議なことにあのコの幸せを思うと少し晴れ晴れとしてきた。


久々に聴いた詩の一句一句が、メロディが、今の俺の気持ちを代わりに語ってくれた。

これからもこの曲を聴くたびに俺はきっと、あのコのきらきらした瞳・俺には眩しすぎたあの笑顔・抱きしめたくなるような可愛らしい仕草・切なくなるような香りを思い出していくことだろう。

本音ではあのコにも同じように俺を思い出して欲しいが、もう俺のことなど思い出さないことがあの子の幸せなのかもしれない・・・。


THANK YOU & GOOD BYE   by Tomoyasu Hotei

約束

久々にあのコと会った。うれしかった半面、あのコの笑顔がなんだか寂しそうに感じた。

またもや俺といることが大切なヒトを苦しめてしまっているのか?そうそうウマくはいかないものだ。


元々あのコが俺から離れていく選択をした際は潔く笑顔で見送ろう、と誓ってはいたものの、いざ想像してみるとやはり辛い・・・。

いつのまにかあのコの俺にはない優しさや、包み込んでくれるような温かさに本気になり、それらがかけがえのないものとなってしまっていた証拠だろう。


やるせない気持ちになり、愛車に乗りながら夜の路上で大声で叫ぶように歌った。

そのときがきたら俺はあのコが隣にいなくなって苦しむのか?

それともあのコとしたたくさんの約束を守れなくなったことを後悔するのか?


ONLY LOVE   by HOUND DOG

澱想

ここ数日自分でもはっきりとわかるくらい情緒が不安定だ。

あのコの顔を見ていないから?

他愛もない気にくわないことがあったから?

仕事が思うように進まないから?

何故かはわからないが不思議なもので、夢に出てくるのも過去のイヤなシーンのオンパレードだ。


ここ2日続けて夢に見たのは初めて本気で好きになった女の子との別れのシーンだ。

ずっと一緒にいるのが当たり前だったと思っていたのに、いつしか俺は自分だけの時間を求めるようになり、彼女はそんな俺を繋ぎ止めようと必死に求めてきてくれていた。

が、きっとそんな馬鹿馬鹿しいことにも疲れてしまったのだろう。気が付くと彼女の隣には俺ではなくずっと年上の別の男が立っていた・・・。

彼女から別れを切り出されたあの時、俺は精一杯の作り笑いを浮かべていた。そうすることが自分にできた最後の虚勢だと思い・・・。


それからしばらくの間、あの頃の俺はバイクに乗るといつもあの歌を口ずさんでいた。自分の彼女に対する申し訳なさと後悔しても戻ってこない彼女の気持ちを遠くに見つつ・・・。


GLORIOUS DAYS   by Tomoyasu Hotei