7月10日の誕生花と花言葉は、蛍袋(感謝の気持ち)、ジンジャー[花縮砂](無駄なこと)、ツリガネ草(貞節・誠実)、ラベンダー(期待・疑い・不信・疑惑・沈黙)、キンギョソウ(望・清純な心)等々があります。今回は、風鈴草[フウリンソウ]を取り上げます。花言葉は、「感謝」です。

キキョウ科ツリガネニンジン属の植物です。北海道から九州の山野のススキ草原や溜池の堰堤等々に自生しています。キキョウなどと共に、秋の到来を感じさせる植物として有名です。
学名のアデノフォーラ (Adenophora)は、ギリシャ語の「adenos(腺)+phoreo(有する)」が語源になります。植物全体に乳液を出す腺細胞がある事に由来しています。花の形から地方によって風鈴草(フウリンソウ)と呼ばれていますが、花が釣鐘形で、根が太く朝鮮人参(チョウセンニンジン)に似ている事から、釣鐘人参(ツリガネニンジン)、提灯花(チョウチンバナ)等々の名もあります。日本には、古くから春先のツリガネニンジンの若苗を「トトキ」と呼んで食していました。非常に美味しく、人に食べさせるのも惜しい気持ちを「山でうまいのはオケラにトトキ、嫁にやるのもおしござる」という、はやし歌で歌われる程、有名でした。根を乾燥したものは漢方で沙参(しゃじん)とよび、強壮、去痰(きょたん)剤に用いま す。

7月9日の誕生花と花言葉は、アイビーゼラニウム(真実の愛情)、リアトリス(燃える思い)、ツキヌキニンドウ(愛の絆・献身的な愛)、ヒマワリ(あこがれ・熱愛・・愛慕・光輝)等々があります。今回は、鬼灯[ほおずき]をを取り上げます。花言葉は、「欺瞞」です。

ナス科フィサリス属植物です。原産地は東南アジアです。南欧やアメリカ大陸等にも自生しています。属名のPhsalisは、果実を包む萼片の形状から、ギリシャ語の「Physa(ふくれたもの)」に由来しています。野生のものもありますが、主に観賞用や食用として栽培されています。お盆では、ガクに包まれたホオズキの果実を死者毎年本日9日と明日10日、東京都台東区浅草の浅草寺 でほおずき市が開催されています。

7月8日の誕生花と花言葉は、都草[ミヤコグサ](また逢う日まで)、蓮[ハス](雄辯)、トルコ桔梗(良い語らい)、グァバ(強健)等々があります。今回は、カンパニュラを取り上げます。花言葉は、「感謝・大望・不変・貞節・誠実」です。

キキョウ科カンパニュラ属の植物で、ヨーロッパ、西アジアが原産地です。カンパニュラの名前は、「鐘形(Campana)」の意味から付けられた名前です。和名は、釣鐘草、風鈴草と呼ばれ、英名では、ベルフラワーと呼ばれています。

7月7日の誕生花と花言葉は、赤すぐり(予想)、すぐり(期待感)、未容柳[美容柳,美女柳](気高さ)、クチナシ(私は幸せ・幸福者・清潔・清浄・夢中・優雅)等々があります。今回は、アベリアを取り上げます。花言葉は、「謙譲」です。

スイカズラ科ツクバネウツギ属(Abelia)に属する植物です。本来、アベリア(Abelia)とはツクバネウツギ属のラテン名で、19世紀のイギリスの医者かつ植物学者で中国に来たことのある、「Abel(エイブル)さん」に由来しています。
和名は、ハナツクバネウズキと呼ばれていますが、最近はアベリアと呼ばれる事が多くなっています。
低木で、春~秋のかなり長期に渡って、鐘形の小さい花を多数咲かせます。花の香りは非常に強く。公園などの生 け垣によく使われています。

7月6日の誕生花と花言葉は、向日葵[ヒマワリ](あこがれ・熱愛・愛慕・光輝・敬慕)、時計草(聖なる愛)、ツユクサ(尊敬)、ハマユウ(あなたを信じます・汚れがない)等々があります。今回は、朝顔[アサガオ]を取り上げます。花言葉は、「短い愛・愛情」です。

ヒルガオ科サツマイモ属の植物です。日本で最も発達した古典園芸植物の一つです。 アサガオは、種子が大きく、種子の発芽から開花まで、鉢植えで観察するのにも適し、開花までの日数も短く、花が簡単に押し花等ができるので小学生低学年での観察実験の教材としてよく使われています。日没してから約10時間後に開花するといわれています(朝4時頃)。
日本へ渡来は、奈良時代末期に遣唐使がその種子を薬として持ち帰ったといわれています。古代の中国ではアサガオは、高価な薬で牛と取引された程だったので漢名の「牽牛(けんぎゅう)」はこれに由来し、「牽牛子(けんごし)」と呼ばれています。
日本でも奈良時代、平安時代には薬用植物として扱われ百薬の長として珍重されていました。今でも漢方では種子を下剤や利尿剤に使われています。
戦国武将の中でも文化人とし て名高い細川幽斎、細川忠興親子から脈々と続く武士のたしなみとして始まった園芸の世界。現在でも「肥後六花」と総称され、花菖蒲、菊、芍薬、椿、山茶花と朝顔の6種類が愛好され、熊本に伝えられています。中でもアサガオは変化朝顔とは違い元来の朝顔の大型の花型を保ち「肥後朝顔」と呼ばれ、大輪朝顔の基になったとようです。
また、千利休が茶の心を示した故事として、「朝顔の茶会」の話は有名です。庭にある満開の朝顔の噂を聞きつけた豊臣秀吉に対し、花一輪を残して全て摘み取り、見に来た豊臣秀吉は、驚いたが茶席に生けられた朝顔一輪に感動したと伝えられています。

7月5日の誕生花と花言葉は、藤(貴方に夢中,至福の時)、ムラサキハナナ(知恵の泉)、ワスレナグサ〈青〉(真実の愛・誠の愛)等々があります。今回は、無花果[いちじく]を取り上げます。花言葉は、「豊富・多産・飽和」です。

クワ科フィカス属の植物です。西アジア・アラビア原産の果実で、日本には江戸時代に渡来し、栽培されてきました。無花果の字は、花を咲かせずに実をつけるように見えること由来しています。

7月4日の誕生花と花言葉は、フロックス[花魁草](同意)、ストケシア[瑠璃菊](追想)、カノコユリ(慈悲深さ・上品・荘厳)、木蓮[モクレン]〈紫〉(自然愛)等々があります。今回は、ネジバナを取り上げます。花言葉は、「思慕」です。

 

ラン科ネジバナ属の小型の多年草。東アジアに広く分布し、主に日当たりのよい平地に自生します。学名の Spiranthes(スピランセス)は、ギリシャ語の 「speira(螺旋)と anthos(花)」に由来しています。右巻きと左巻きの両方があり、中には花序がねじれない物や、途中でねじれ方が変わる物もあります。和名のネジバナも小さな花を多数細長い花茎に密着させるようにつけ、その花が花茎の周りに螺旋状に並んで咲く事に由来しています。コハナバチのような小形のハナバチなどが花粉塊を運んで他花受粉されますが、長期にわたって花粉塊が運び去られないと、これが崩壊して柱頭に降りかかり、自家受粉を成立させることが知られています。別名のモジズリは織物の一種「忍捩摺(しのぶもじずり)」に由来しているといわれています。

7月3日の誕生花と花言葉は、罌栗[けし]<白>(忘却・眠り)、薔薇[ばら]<ピンク>(感銘)、マツバギク(心広い愛情・怠惰)等々があります。今回は、タツナミソウを取り上げます。花言葉は、「私の命を捧げます」です。

シソ科タツナミソウ属の植物です。。約200種が世界中に分布しています。タツナミソウの名前は、花が横に出て上を向いて曲がり、その曲がった花々が揃った姿が立つ波のような波頭に見える事に由来しています。また、花がまっすぐに水平に伸びるものは、ナミキソウと呼ばれています。

7月2日の誕生花と花言葉は、クレマチス[鉄線](策略,精神的な美しさ,安全)、グラジオラス[オランダ菖蒲](用心)、キキョウナデシコ(温和・協調・同意・不活発)等々があります。今回は、金魚草[キンギョソウ]を取り上げます。花言葉は、「欲望・清純な心」です。

ゴマノハグサ科アンテリナム属の植物で、別名スナップと呼ばれています。地中海が原産で南ヨーロッパから北アフリカにかけて40種ほどが分布しています。日本へは、江戸時代の終わりの万延元 (1860)年。アメリカに派遣した使節が、タネを持ち帰ったのがはじまりといわれています。金魚草という名前は、花が金魚に見える事に由来しています。また、花の形が龍の頭に見える事からスナップドラゴンとも呼ばれています。中国名も金魚草です。学名のアンティリヌムはギリシア語で「鼻のような」の意でこれも花の形に因んでいます。

7月1日の誕生花と花言葉は、松葉菊[マツバキク](心広い愛情・怠惰)、罌栗[ケシ]〈赤〉(慰め)、姫百合[ヒメユリ](誇り)、薊[アザミ](権威・触れないで・満足・安心)等々があります。今回は、クレマチスを取り上げます。花言葉は、「美しい・たくらみ・高潔」です。

キンポウゲ科クレマチス属の植物です。クレマチスの名前は、ギリシャ語の「klema(巻きあげ)」つる性の巻き上げの形状に由来しています。園芸として、つる植物として人気があり、「蔓性植物の女王」と呼ばれています。和名では、鉄線(テッセン)とも、別名で風車(カザグルマ)とも呼ばれていますが、テッセンは、中国原産で、日本へは15世紀後半までに渡来してきました。カザグルマは日本原産で 、シーボルトが19世紀の初めにヨーロッパにテッセンを伝えたそうです。