11月13日の誕生花と花言葉は、デンドロビューム(真心)、千両(可憐)、香水木(忍耐)等々があります。、今回は、七竈(ななかまど)を取り上げます。七竈の花言葉は「慎重」です。
バラ科ナナカマド属に属し、地域によっては「雷電木」と呼ばれている所もあります。北海道、本州、四国、九州に渡る山地~亜高山帯に分布する高さ7~10mの落葉高木植物です。
夏に白い花を咲かせ葉は枝の先に集中してつきます。秋に紅葉し、赤い実がつきます。 七竈で作られる炭は備長炭の材料として、火力も強く火持ちも良い極上品とされている。北欧などでは魔よけにもつかわれているそうです。
「ナナカマド」という和名は、大変燃えにくく、7回竈に入れても燃えないということから付けられたという説や、7度焼くと良質の炭ができるという説等があります。
ポケモンに出てくるナナカマド博士は、ポケモンの進化について研究をしている博士でオーキド博士の先輩で、博士の研究によるとポケモンの90%は進化に関係するとのことです。
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11月12日の誕生花と花言葉は、紫式部〈実〉(聡明)、エスピシア(小まめ)、ダイモンジソウ(不調和・自由)等々があります。今回は、檸檬[レモン] を取り上げます。花言葉は、「心からの思慕」です。檸檬の花の花言葉は、「誠実な愛・愛に忠実」です。
ミカン科ミカン属の植物です。柑橘(かんきつ)類の一種で、別名のクエン(枸櫞)は、クエン酸の名の基になっています。インドのヒマラヤ山脈原産です。12世紀頃または十字軍の東征の頃にヨーロッパに伝わり、「新大陸」アメリカへはコロンブスの第二航海時(1493)に伝わりました。
果実は収穫後の日もちがよく、昔から遠洋の船員の壊血病予防に尊ばれ利用されてきました。その主成分、ビタミンCの効果はとくに大きく。果汁は、特にクエン酸を多く含むのでデザートとしての利用は不向きですが、魚・肉料理等に絞りかけ新鮮な香りと酸味を楽しんだり、清涼飲料としてレモンスカッ シュや種々のカクテルに使用されてきました。果皮を使い、薬品、化粧品、加工食品に利用されています。
文学で「檸檬」(れもん)は、梶井基次郎よる短編小説として有名で、1925年(大正14年)、同人誌「青空」の創刊号の巻頭に掲載された事で有名です。
「檸檬」の歌は、
「檸檬」(さだまさし)作詞・作曲:さだまさし。
「ドリーム・オブ・ユー~レモンライムの青い風」(竹内まりや)作詞:竜真知子、作曲:加藤和彦。
「Lemon」(米津玄師)作詞・作曲:米津玄師。等々あります。
「レモン」が歌詞に使われている歌は、
「好きだった人」(かぐや姫)作詞:伊勢正三、作曲:南高節。
「黒毛和牛上塩タン焼き680円」(大塚愛)作詞・作曲:愛。等々があります。
11月11日の誕生花と花言葉は、オーニソガラム(大甘菜[おおあまな])(純潔さ)、クッションマム(友への追憶)、カラスウリ(よき便り・誠実・男ぎらい)等々があります。今回は、椿[つばき]〈白〉を取り上げます。花言葉は、「控え目な愛・理想的な愛情」です。
ツバキ科ツバキ属の植物です。原産は東アジアです。ツバキの名前は、葉が厚い事から「厚葉木(アツバギ)」や、葉に艶がある事から「艶葉木(ツヤバキ)」と呼ばれてから訛っていったようです。漢字の椿は春に咲く代表的な植物という事で作られた和製漢字で中国では椿は「山茶」と表します。これは、つばきがお茶の仲間である事を表しています。ツバキは、18世紀に東インド会社によってヨーロッパに伝わり、広がった事によってデュマの小説「椿姫」のヒロインの名前になったようです。
茶道では、千利休の好んだ「侘助椿」を始め、冬の季節は茶席が椿一色となることから「茶花の女王」とも呼ばれています。NHK大河ドラマ「江」の旦那様の徳川秀忠は特に椿を好んでいたことで 有名です。
11月10日の誕生花と花言葉は、グラジオラス(情熱的な恋・忍び逢い・用心,密会)、ユーチャリス(擬宝珠水仙[ギボウシズイセン]) (清らかな心)、セントポーリア(小さな愛・小さな心・深窓の美女)、ハイビスカス(信頼・繊細な美・新しい恋)、ブバリア(清楚・知性的な魅力)等々があります。今回は、芙蓉[フヨウ]を取り上げます。花言葉は、「繊細な美・しとやかな恋人」です。
アオイ科フヨウ属の植物です。中国、日本原産で台湾から日本の沖縄、九州・四国に分布しています。朝咲いて夕方萎む一日花で長期間にかけて、毎日次々と開花します。野生の物は、野芙蓉(ノブヨウ)、一重白花をシロバナフヨウ、八重咲を七面芙蓉と呼びます。
八重咲きの中でも初めに白色、午後に淡紅色、後に虹色に変わる事から、酒に酔って顔が赤くなるのに見立て酔芙蓉(スイフヨウ)と呼ばれる物もあります。因みに種小名 mutabilisは、「変化しやすい」(英語のmutable)の意味があるようです。朝咲いて夕方萎む一日花で長期間にかけて、毎日次々と開花します。芙蓉(ふよう)は本来大きい形(花)を意味していたようで、唐以前はハスにあてられていたそうです。
11月9日の誕生花と花言葉は、数珠玉[ジュズダマ](恩恵・祈り・成し遂げられる思い)、野菊[ノギク](清爽)、ルピナス(空想・母性愛・貪欲)、山茶花[さざんか](謙譲・ひたむきな愛・愛嬌)、蔓梅擬[つるうめもどき](強運)等々があります。今回は、ミルラの花を取り上げます。花言葉は、「真実」です。
ミルラは、カンラン科コンミフォラ属の木から分泌される樹脂の事で、インドから東アフリカ、マダガスカルに自生しています。中国名で没薬と呼ばれています。
ギリシア神話では、許されない父と娘の禁じられた愛に身を焦がしたミュラという女がその罪として、没薬の木に変えられたことから、この木をその女の名前ミュラから⇒ミルラと呼ぶようになったそうです。そのことに因み、ミルラは心身の汚れを除く植物として昔から大切にされてきました。また、ミイラ作りの遺体の防腐処理に使用されていた事から、ミイラの語源はミルラに由来しているともいわれています。現代では、アロマテラピーの材料として、殺菌消臭作用はもちろん、鎮静薬、鎮痛薬としても利用されています。
11月8日の誕生花は、梅擬き(うめもどき)、ヒイラギ等々があります。今回は、仙翁(せんのう)を取り上げます。花言葉は、「名誉」、「機転」、「恋のときめき」です。
ナデシコ科センノウ属の植物です。学名のリクニス・シーボルディー(Lychnis sieboldii)は、「lychnos(炎)」で花の色に由来し、「sieboldii」 は 日本植物の研究者シーボルトさんに由来しています。
和名の仙翁は京都の嵯峨にあった仙翁寺に由来しているようです。
阿蘇の草原に自生する多年草で、古くは江戸時代から園芸品種として人気があったそうです。
11月7日の誕生花と花言葉は、マリーゴールド(別れの悲しみ)、木立ちベゴニア(親切)、シンピジュ—ム(誠実な愛情)、ムべ(愛嬌)、ユーカリ(記念・追憶・思い出)等々があります。タンジー(蝦夷蓬菊[えぞよもぎぎく])を取り上げます。花言葉は、「抵抗」です。
タンジーは、キク科ヨモギギク属の植物です。ヨーロッパ、シベリアに分布し、北アメリカでは栽培種が野生化しています。
古来から、薬草として使用され、全草と花を健胃剤、駆虫剤として利用してきました。 西洋では台所の入り口に植えられ、アリなどの虫除けとして使用されてきた。 少量をプディングやオムレツの風味付けに用いていました。昔はハーブとして食用されましたが、有害成分を含んでいることが分かったため、現在では、食用として用いず、ポプリの材料や黄色の染料、駆虫剤、切り花、ドライフラワー、庭植え、鉢植えに用られています。
和名のヨモギギクの名は、舌状花はなく中心部分の黄色い花だけで、舌状花のないところがヨモギ(蓬)に似ているという事から付けられたようです。英名では、夏に丸くて平べったく黄色い花が、洋服のボタンに似ているので、ゴールデンボタンズと呼ばれています。 属名のTanacetumはラテン語の「tanazita(不死)」に由来しています。
11月6日の誕生花と花言葉は、アスフォデリネ(慎ましさ)、野牡丹[のぼたん](メラストマ)(自然)、サネカズラ(好機をつかむ・再会)、ヒヨドリバナ(延期・清楚)、バリア〈白〉(羨望)等々があります。今回は、藤袴[ふじばかま]を取り上げます。花言葉は、「あの日を思い出す・遅延・躊躇」です。
キク科ヒヨドリバナ属の植物です。原産は中国ですが、本州・四国・九州、朝鮮、中国に分布し、万葉の昔から日本人に親しまれてきました。秋の七草の1つで、かつては、日本各地の河原などに群生していたが、今は数を減らし、環境省のレッドリストでは準絶滅危惧(NT)種に指定されています。園芸店等で流通しているものは同属他種または本種との雑種になります。
学名のユーパトリアム(Eupatorium)は、紀元前1世紀の小アジア地方の「ユーパトール王」の名前に由来しています。「ユーパトール王」は、フジバカマ属の植物を薬用として利用していたそうです。
和名の藤袴(フジバカマ)は、藤色の花が咲き、花弁の形が袴(はかま)のようである事に由来しています。平安時代の女性は、これを干した茎や葉っぱを水につけて髪を洗ったり、防虫剤、芳香剤、お茶等にも利用していたようです。ほとんどが別の葉っぱのように見えますが、元は一つの葉で、葉が3深裂する特徴があります。
藤袴を詠った歌は、
「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」(万葉集・秋の七草)
「藤袴 きて脱ぎかけし 主や誰 問へどこたへず 野辺(のべ)の秋風」(金槐和歌集 源実朝)
また、源氏物語には、夕霧は玉鬘に藤袴を差し出して「おなじ野の露にやつるゝ藤袴あはれはかけよかことばかりも」と詠いかける。
等々が登場しています。
11月5日の誕生花と花言葉は、コルチカム(華美・美徳)、サザンカ〈白〉(理想の恋・無垢)、松葉菊[まつばぎく](勲功・心広い愛情・のんびり気分)、オンシジウム(ダンシングバレリーナ)(一緒に踊って)等々があります。今回は、松葉牡丹[まつばぼたん]を取り上げます。花言葉は、「心の扉」です。
マツバボタン(松葉牡丹)は、スベリヒユ科スベリヒユ属の植物です。ブラジル原産でアルゼンチン、ウルグアイに自然分布しているように真夏の太陽を好み、乾燥地を好む事から、和名でヒデリソウ(日照草)、ニッチュウバナ(日中花)ともいいます。英名でもサン・プラント爪で切って挿しても簡単に根付く事からツメキリソウ(爪切草)とも呼ばれています。毎年、こぼれた種から新たな花が生えだしてくる事から、ホロビンソウ(不亡草)とも呼ばれています。
原産地のブラジルでは、11時の花(flor das onze horas)と呼ばれていますが、それはこの花が早朝に開き、猛暑のもとでは11時ころに閉じる性質に由来しています。学名のポルチュラーカ(Portulaca)はラテン語で門を意味するポルチュラに由来し、花が開き、閉じる様が門を彷彿とさせる事からこの名がついたといわれています。このほか、受粉中、雄しべに昆虫などが触れると雌しべに向けて運動する性質があります。これは訪花昆虫の体に花粉をこすり付けるためといわれています。また、多肉質の葉が夕方から茎に沿って上向する一種の就眠運動等の特異な草花として知られています。
八重咲きのマツバボタンとマツバギクを混同しやすいですがマツバギクは同目別科のツルナ科の植物になります。
11月4日の誕生花と花言葉は、サフラン(楽しみ・ひかえめな美・歓喜)、ルピナス(私の安らぎ・空想)、小谷渡り[こたにわたり](あなたは私の喜び・真実の慰み)、オンシジウム(野心的な愛)、浜菊(逆境に立ち向かう)等々があります。今回は、ムラサキシキブを取り上げます。花言葉は、「愛され上手・聡明な女性」です。
ムラサキシキブは、クマツヅラ科カリカルパ属の植物です。日本や台湾、中国に分布し、各地の林などに自生し、また果実が紫色で美しいので観賞用に栽培されています。
属名のカリカルパ(Callicarpa)は、ギリシャ語の「callos(美しい)+carpos(果実)」が語源で、「美しい実」の意味です。
秋に付く光沢のある紫色の実を平安時代の女流作家、紫式部に見立て、紫色の実の清楚な美しさを、平安美女の「紫式部」(西暦1000年頃の人)にたとえたものです。また、紫色の実をびっしりつけることから「紫重実、紫敷き実(むらさきしきみ)」と呼ばれていたものが、源氏物語の作者・紫式部を連想させて「紫式部」といわれだした等々、諸説あります。学名のCallicarpa japonicaは、スウェーデンの植物学者のカール・ツンベルクが命名しました。










