5月14日苧環[おだまき](勝利の誓い)、芍薬(はにかみ)、アイリス(愛・消息・優雅・恋のメッセージ)、ペチュニア(和らぐ心)等々があります。今回は、鋸草[ノコギリソウ]アキレアを取り上げます。花言葉は、「戦い」です。

キク科アキレア属の植物です。ヨーロッパから北アメリカ原産で日本では北海道、本州に分布しています。別名羽衣草(ハゴロモソウ)、蜈蚣草(ゴコウソウ)、蚰蜒草(ユウエンソウ)等々と呼ばれています英名ではヤローと呼ばれています。
葉の裂片には鋭い鋸歯がある事でノコギリ草の名で呼ばれています。属名のアキレア(Achillea)は、トロイア戦争で有名なギリシャ神話の英雄アキレウス(アキレス)が傷に効能がある事をケンタウロスから聞き、使用した事に由来しています。茎や葉に芳香があり、辛味と苦味があります。古くから傷を治す薬草としてや歯痛、偏頭痛にも利用されています。煙草の代用にされたり、若葉をハーブサラダとして食用にも利用されています。また、スウェーデンのダ ラカールリア地方では、ビールに混ぜて飲む習慣があるようです。