4月28日の誕生花と花言葉は、桜草[さくらそう]〈赤〉(顧られない・神秘な心)、紫蘭[しらん](不吉な予感)、バイモ(威厳・人を喜ばせる)、ヒメハギ(隠者・隠者・信じる恋)、ムスカリ(寛大な愛・失望・明るい未来)等々があります。今回は、山桜桃梅[ゆすらうめ]を取り上げます。花言葉は、「郷愁」です。

バラ科サクラ属の植物です。中国北西部、朝鮮半島、モンゴル高原原産で、古くから庭木、家庭果樹として利用されてきました。小ぶりの赤又は白の丸い果実をつけます。その実に桃の実のような縦割れがありますが表面には毛はありません。名前は、朝鮮語名の移徒楽(イスラ)に由来し、多くの花が、風に揺れる様子意をユスルルと呼び、それにウメをつけたといわれています。俗名をユスラゴともいいます。現在のサクラは、漢字で「桜」ですが、以前は「サクラ」を意味する旧漢字は、『櫻』で、元々はユスラウメを指す字であったようです。これは、ユスラウメの実が実っている様子を首飾りを付けた女性に見立てた事によって出来た字だそうです。果実は薄甘くて酸味が少なく、サクランボに似た味がし ます。そのままで生食ないし果実酒として利用されています。