2月16日の誕生花と花言葉は、月桂樹[げっけいじゅ](名誉・栄光・輝ける将来・勝利)、セントポーリア(同情)、寒緋桜[かんひざくら](善行)、ラッパスイセン(あなたを待つ・報われぬ恋・尊敬)等々があります。今回は、蕗の薹(フキノトウ)を取り上げます。花言葉は、「愛嬌」です。

フキ科フキ属の植物です。東北地方以南の日本各地に生育し朝鮮半島や中国にも分布しています。フキは、地下茎を伸ばして繁殖し、フキの若い花茎を蕗の薹(フキノトウ)と呼びます。早春に地面から顔を出すその姿は、春の使者として有名です。フキノトウは食用として、浸し物や和え物、煮物としたり、煎ったり炒めたり、佃煮、塩漬けや粕漬けにと多彩に利用されています。その他、薬草として咳止めやタン切り等に効果があるとされています。また、独特の苦味には、消化促進・食欲促進作用があるようです。因みにアイヌの神話に登場する、妖精コロボックルはアイヌ語で「フキの下の人」という意味があるそうです。