1月29日の誕生花と花言葉は、コブシ(友情・友愛)、コケ類(母性愛・信頼・孤独・物思い)、ラナンキュラス(花金鳳花)(溢れんばかりの魅力)、ボローニア(ピグミーランタン)(的確)等々があります。今回は、金柑(キンカン)を取り上げます。花言葉は、「思い出」です。

キンカン(金柑)は、ミカン科キンカン属の植物です。中国の長江中流域原産で、英語「Kumquat」ないし「Cumquat」は「金橘(キンキツ)」の広東語読み「gam1gwat1 (カムクヮト)」に由来しているようです。日本でも別名キンキツ(金橘)と呼んでいます。果皮の付いたままで、甘く煮て、砂糖漬け、蜂蜜漬け、甘露煮にしたり、甘く煮てから、砂糖に漬けやドライフルーツにします。
生薬の金橘(キンキツ)は、民間薬として咳や、のどの痛みに効果があるといわれています。観賞用として庭木として植えられることも多く、生垣や鉢植え、盆栽としても利用されています。
日本への渡来には、江戸時代に清からの商船が遠州灘沖で遭難し清水港に寄港し、その際に船員が砂糖漬けの金柑の実を渡したそうです。その中に入っていた種を植えたことで実がなり、日本全国へ広まったという逸話があります。