1月24日の誕生花と花言葉は、秋咲き薬用サフラン(節度の愛)、サフラン(歓楽・陽気)、ブルースター(瑠璃唐綿[ルリトウワタ])(信じあう心)、カルダミネ(節度の美・節度の愛・陽気・喜び)等々があります。今回は、万年青[オモト]を取り上げます。花言葉は、「崇高な精神・長寿・長命・母性の愛」です。 

ス ズラン亜科オモト属の植物です。おもと(万年青)は、めでたい植物、不老長寿の縁起のよい植物といわれています。非常に豊富な葉の形や模様を持つ、古典園 芸植物として有名です。おもとは、常緑の多年生草本で、本州南部から中国にかけての暖地に分布しています。本来は幅広い深緑で長楕円形の葉をつけるもので あるが、葉の型変わりや斑入り などを選別して 栽培することが古くから行われ、多くの品種がある。それらを万年青(読みは「おもと」)と呼んで、古典園芸植物では重要なもののひとつである。 
万 年青栽培の歴史は三百数十年とも四百年以上とも言われ、慶長11年、徳川家康公が江戸城に入るとき、おもとを床の間に飾り入城したといわれています。おも との葉芸は茶道のわび・さびの境地に通じるもので、おもとの色彩と葉姿の中に自然の織り成す芸は千変万化で気品があり、江戸時代は主に大名のもとで栽培が 行われ、元 禄から享保年間の書物には斑入りの万年青の記録が残っています。 
明 治に入り、栽培の中心は武士階級から富裕階層へと移り。明治十年頃 には京都を中心に大きなブームがあり、一鉢千円(現代の一億円に相当)という例があった。その後も何度かのブームを繰り返しながら推移している。愛好者団 体としては、昭和6年に日本万年青聯合会(昭和20年に日本万年青連合会に改名)という全国組織が 結成され、平成4年に当時の文部省の許可を受け社団法人日本おもと協会となり、現在に至っています。 
古くから、庭におもとを植えると災難を防ぎ万年も家が繁栄するといわれています。四季を通じて緑を保ち大きな葉が冬の寒さから赤い実を守り、何年も青々として子を増やし続けることから、結婚式、新築、引越し等のお祝い事に使われています。