12月8日の誕生花と花言葉は、葦[アシ・ヨシ](深い愛情)、南天〈実〉(私の愛は増すばかり)等々があります。今回は、ヘンルーダを取り上げます。花言葉は、「悔恨」です。
ミカン科ヘンルーダ属の植物です。南ヨーロッパ原産で防虫に効果がある事から昔のヨーロッパでは「ハーブオブグレイス(神の恵みのハーブ)」と呼ばれ、悪霊を追い払う聖なる植物として扱われていたようです。香りにおいての評価が分かれるハーブで芳香とも悪臭ともいわれています。葉に含まれるシネオールという精油成分が通経剤・鎮痙剤・駆虫剤などに利用されたり、料理の薬味としても利用されていましたが毒性があるとされ、現在では食用はされていません。江戸時代に渡来し、オランダ語のビンルート(wijnruit)がなまってヘンルーダと呼ばれるようになったそうです。英語ではコモンルー(common rue)また、単にルー(rue)とも呼ばれています。漢字では芸香(うんこう)と書き、和名としてもウンコウと呼ばれています。しおりとして使用し、本の虫食いを防ぐと言われた。このことから以前は、書斎を芸室(うんしつ)とも呼んでいたそうです。