幸福と繋がるフラワーセラピー
認知症になっても安心して暮らせる地域を目指して、あらゆる人が繋がっていくこと(共生)の意義を理解した方々に茶筌に花を生けていただいております。
小さなスペースに花を生ける作業は認知症予防・ケアにもなります。
また、使い古された茶筌を使用しますので
生駒市の伝統工芸品・茶筌のエコ活動です。
スイートピーの利山知美です。
小さなスペースに花を生ける作業は認知症予防・ケアにもなります。
また、使い古された茶筌を使用しますので
生駒市の伝統工芸品・茶筌のエコ活動です。
2月の花タスキはグループホーム壱分町ちどり様です。
高齢者の方とそのご家族様と職員の皆様がご参加下さいまして、和気藹々とした雰囲気で実施できました。
皆様、お花を見るなり「わあ、お花!」
そして、茶筌を見るなり「それは茶筌やね!」
と口々に言葉が飛び交いました。
お持ちしたお花を茶筌にセットしたオアシスに刺すだけですが。
だけとは言えません。
本当に様々な生け方で個性が表れます。
茶筌が倒れる程、目一杯生けて下さる方。
終了してから、残ったお花で2個目にトライされる方。
あまり沢山は品がないと仰って、控目に生けられる方。
どれが良いということはありません。
どれも素敵な個性です。
そして、交流する時間も大切だと思います。
初対面の私とのコミュニケーションは花を生けること共に刺激的だと思います。
「どこからきはったの?」
「お花摘んできはったの?」
色々と会話をする中で
「昔な、母とお花したことあるわ。」とうるうるしながら教えて下さったり。
「この薄紫が好き。」と仰る方に「今日の服も紫ですね。」とお話すると「同じ紫でも、娘の頃に着ていたのが薄紫。私は昭和ひとけた生まれだから、もう濃い紫しか着られない。」
「今でも薄紫はお似合いだと思いますよ。」と言うと、にこーっとして「せめて、花は派手にしましょか。このピンク色の花を真ん中に生けときますわ!」と花を追加で生けられたり。
マニキュアが可愛いですねと見せていただくと「また、取って塗り直します。」と嬉しそうに指をかざして下さったり。
私もご一緒に少しだけ違う日常を味わいます。
でも花を生けられない方もいらっしゃいます。
「私の手ではしんどい。」と仰る方には
生けたい花を選んで貰い、生けたいところを教えていただいて変わりに私が生けます。
全く生けないで、少し険しいお顔付きの方もいらっしゃいました。花をすーっと遠ざけてしまわれました。
どのようにお話しても「いいから。」と。
気分が乗らない時もありますし、認知症の影響でも様々な感情が表れます。
それでも、今日のこの場に来られたことでも非日常を感じておられます。
花の香りを感じ、色を見て、花の成分からも脳は無意識に活性化しています。
花や皆さんとのこの瞬間の出会い、時間には意味があると思います。
この度はご家族の方も積極的にご参加下さいました。
ご家族ですからご本人の様子がよくお分かりで、無理強いせずに、でも、励ましながら勧められます。
ご家族との共同作業は何より安心して、とても心が潤うでしょうね。
周りの方にも慣れた感じで寄り添って下さり、和やかな雰囲気で実施できましたこと感謝致します。
皆さんが生けられた茶筌の花は集めて一つのオブジェにして玄関先に飾らせていただきました。
認知症高齢者様とご家族様と職員の皆様が一つになって行うことが、当たり前の日常に増えていくこと。
この時間に参加されなかった方も、このオブジェを見て共生の意義を理解していただくこと。
認知症に関りのない方にも伝わっていくこと。
花タスキを通して、認知症の方と社会が繋りながら、安心して暮らせる社会へと共生の発信ができることを願います。
今年のRUN伴で、参加された数の茶筌を使って生駒市役所にオブジェを飾らせていただきます。
目で確認できる共生の証です!
✨~お知らせ~✨
いけばな療法にご興味がおありの方は
フラワーサイコロジー協会まで
コミュニケーション心理士の資格
フラワー心理セラピストの資格をご希望の方は
ハートステップカレッジまで
詳細はこちらから。↓
花と心理学の活動↓↓↓
是非、ご覧下さいませ。
ホームページはこちらから↓
~プロフィール~
🌹フラワー心理セラピスト
🌱コミュニケーション心理士
🍁いけばな療法士
🌸内閣府認定 色彩コーディネーター
🍀認知症・色彩ケアスタッフ
🌻色彩心理カラー&アートセラピスト
🌺フラワーカラーアドバイザー
🌿池坊華道家
🍁アンガーマネジメントキッズインストラクター
🌼読んでいただきまして、ありがとうございました。