こんにちは!
フラワー整骨院の長谷川です。
立春を過ぎてから、少しずつ日の出が早くなるのが分かり、日の光も強く感じられるようになってきました。
本日は、最近、よく見かける猫背・巻き肩が由来の「胸郭出口症候群」を取り上げました。
最近、「首や肩こりが酷くなり、おまけに腕や指ひまでしびれや痛みが出てきた」と仰られる方が増えてきました。
腕や指先のしびれや痛みで多いのが、「胸郭出口症候群」と呼ばれているものです。
腕を司る神経(腕神経叢)や血管は胸郭出口と呼ばれる部分を通って、頚椎から腕に走行しています。
この胸郭出口にはいくつかの狭い空間が3つあり、上から順に
①首の筋肉の前斜角筋と中斜角筋の間
②鎖骨と第一肋骨の間
③小胸筋と肩甲骨(肩甲下筋)
この箇所で神経や血管が圧迫されると、首、肩、腕、手先にしびれやどんよりした痛みや刺すような痛みを感じるもので、「胸郭出口症候群」と呼ばれます。
神経症状としては、手の握力の低下や指先の動きが悪くなったりします。
血管症状としては、血行障害で腕や手先で痛みや感覚障害が起こることがあります。
また、小胸筋が硬くなると、腋窩の動静脈が圧迫されるので、手のむくみ、冷え、倦怠感を伴います。
この症状は女性に多く、特に撫で肩で20~30代の方が多く発症します。
日常生活の中でパソコンやスマホを長時間使用される場合、スマホ首、巻き肩、猫背等の不良姿勢になりやすくなりますが、この場合、首の筋肉や小胸筋がこわばり、短縮化するので、上記①~③の間隙が狭くなり、症状が顕在化してきます。
この症状は、筋緊張を鎮めるための「姿勢の調整」や絞扼箇所をほぐす施術で、驚くほど解消することがあります。
症状でお悩みの方は、一度ご来院下さい。