中学校で私達は同じクラスになり、花に話しかけられた事がキッカケで仲良くなったんだよね。
「同じ名前の子が一緒のクラスって何か嬉しいって思ったから声かけちゃった。佐藤さんが良いなら友達になろうよ」
花は笑顔で話しかけてきて、愛嬌があるとても可愛い子だと思った。
「私も山本さんと友達になりたいと思ってたから嬉しいよ。これからよろしくね」
それからは花と一緒に過ごす時間が多くなっていった。そして私達の周りにも友達が集まり、色々話していく。
「えー、花ちゃん華道習ってたんだ」
「昔だけどね。でも活けるのは楽しいからまたやりたいなって思うな」
「華ちゃんのお姉さんってあの雑誌のモデルなんだ!凄いね」
「凄いのはお姉ちゃんだよ。私には無理だから尊敬してるもん」
そんな話をしながらお互いの事を知っていく。
華道をしているから色の配置が綺麗だし、姿勢の良さにも納得した。
でも不思議な事に好きな洋服のジャンルが同じで、お互い同じ服を持っていたりしたのはビックリしたなぁ。
でも花は私以上に凄い人だった。
最初のテストから学年10位以内をキープしてる花に憧れを持つ様になった。
私も一応20位以内ではあるけど、花には敵わないなって認識しちゃう程に。
それから月日が経ち、高校進学の話になった時花と将来の夢を話した。
「花は何かなりたい夢ある?」
花は少し考えてから
「弁護士かな。本当は看護師になりたいけど、針が怖くて無理なんだよね」と笑った。
「華はどうなの?」
と聞いてきた花に私は答える。
「私は美容師になりたい」
人を綺麗にしたいと考えて、姉の意見などを聞いて決めた夢。
「華らしくて良いね、絶対皆満足出来る様な美容師になれるよ」
と嬉しい事を言ってくれた。
「花も弁護士に絶対なれるよ!私が保証する」
「ふふ、華に言われたら叶いそうな気がするよ」
そんな話をしていたら花から花束を貰った。

「これはフリージア。花言葉は親愛の情で黄色は無邪気っていう言葉も追加されるんだよ。高校別々になっちゃうし、親友である華とこれからも一緒にいたいからさ」
花言葉も調べてくれたのかと思うと嬉しくて少し泣いてしまう。
「何で泣くの〜?」
と花が慌てている。私は鼻をすすりながら、お礼を言う。
「嬉し過ぎて泣いちゃった。花ありがとうね」
そして私達の夢に向かう為に、それぞれの高校へ進学する事になった。
離れていても大丈夫。
大事な親友だし高校自体はそこまで離れていないから。
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「あんたは何でそんなに馬鹿なの?」
母親が父親と喧嘩した時はいつも私を罵倒する。
「ごめんなさい…」
「何に謝ってるのよ、本当に馬鹿じゃないの」
怖い…怖いよ……。
母はそんな私を見て更に怒りを増してしまったようだ。
見えない場所を殴られる。
何度も、何度も…。
「うっ、ごめんなさいごめんなさい…。ちゃんとするので許して下さい」
スッキリしたのか分からないけど、母親は殴るのをやめて自室から出て行った。
こんな事、誰にも言えない。
親友のハナにでさえ…。