こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。
先日の続きです↓
「怖い夢(2)」今日は、心理学的なお話になるので、
ちょっと難しくて退屈かもしれません。
でも、ここを理解していないと、
話の続きが分からなくなるので、
がんばって読んでみて下さいね。
先日のプロセラピスト養成講座で、
斉木智美先生が教えて下さったのは、
『境界性パーソナリティ障害』についてのお話でした。
私は心理学のプロではないので、
詳しい事は分かりませんが、
境界性パーソナリティ障害の根底にあるのは、
《愛着を感じてはいけない》という
ビリーフ(=思い込み・固定観念)だそうです。
《愛着》とは、“母子関係を中心とした情緒的な結びつき”
だと心理学の解説書には書かれています。
めちゃめちゃ簡単に言うと、
『絶対に裏切られる心配が無いので
安心して相手を愛したり、安心して甘えられる感じ』
でしょうか。
幼少期に、養育者(主に母親)との間に、
健全で安心を与えてくれる愛着関係を築き損なうと、
《愛着を感じてはいけない》という
思い込みが刷り込まれるそうです。
この思い込みがあると、
人に甘えたり、
人を信じたり、
人を愛することが怖くなります。
そして、
・「人から見捨てられるのではないか」
・「最後は一人ぼっちになってしまうのではないか」
という非常に強い不安や恐怖を感じるのだそうです。
《愛着を感じてはいけない》という思い込みは
・不安型
・回避型
・両価型
の3タイプに分類されます。
●『不安型』タイプの人は
「もっと愛して!」という要求を
他者に突きつけるようになります。
●『回避型』タイプの人は、
「どうせ自分は誰からも愛されない。
誰にも愛を求めない!」という姿勢で生きる事になります。
●『両価型』タイプというのは、
この両方の特徴をあわせ持つそうです。
「もっと愛して」状態の時は
愛する相手を理想化し、褒め讃えます。
「どうせ愛されない」と感じた時は
愛する相手をこき下ろし、
“あなたは最低だ”というメッセージを相手に送るのです。
両価型タイプの人は、相手の態度が、
自分の期待通りじゃないと、
その相手をこき下ろすのだそうです。
講座の中で、斉木智美先生から、
『理想化とこき下ろし』
そして
『期待通りじゃないとこき下ろす』
という言葉を聴いた瞬間、色々な事が腑に落ちて、
首がもげるほど頷いた私でした。
「怖い夢(最終回)」へ、つづく。
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