こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。

一昨日の続きです↓
「いつまで生きますか?(2)」

Hさんは、自分が今計画していることが
間違っていないかどうか、
確認のために鑑定に来て下さいました。

タロットからの答えは、
「そのまま進めなさい」というものでした。

Hさんは、不倫恋愛に対する焦りも、
お金に対する執着も、
すでに手放しておられている事が
鑑定を通して分かりました。


Hさんの望みはひとつでした。

恋愛にもお金にも何不自由なく
生きていた自分の人生の中で
培ってきたもの。
そのノウハウやスキルや考え方を、
人生の後輩たちに、どうすればシェア出来るのか?

Hさんの人生の視点は、
自分の欲を満たすところから、
大きく変わり始めていたのです。


鑑定中に、Hさんはこうおっしゃいました。
「自分がガンになったことで、
“自分もいつかは死ぬんや”と
自覚できたんです。
色々な事を先延ばしにしている場合じゃない。

皆が、私と同じように、『死』を自覚して生きられれば、
もっと豊かな人生を送れるはずです。
それを分かって欲しい。

自分の幸せのため、
周りの幸せのため“以外”のことに、
時間やエネルギーを使っている暇なんて、
本当はないんですよね。」



Hさんの話を聴いて、私は心打たれました。

そうだよな。
命が有限で、最後は『今日』かもしれない、
という意識があれば、先延ばししている場合じゃない。

いつか、大人になりたいなら、今。
いつか、結婚したいしたいなら、今。
いつか、勉強したいなら、今。
いつか、豊かになりたいなら、今。


今、手に入れないと、
間に合わないかもしれません。
今日死ぬとしたら、『いつか』という日は
永遠に来ないのですから。




鑑定にお越しになる独身のお客様の中で、
なかなか自立しようとしない方がおられます。

実家を出ない理由をお尋ねすると、
「結婚できるかどうか分からないし、
老後の事が心配なので、
実家を出ないでお金を貯めています」
と答えられる方もおられます。

そんな時、私は、
「何歳まで生きる予定ですか?」と
お聞きします。

そこでハッと気づかれます。
来るかどうか分からない『老後』のために、
『今』、やりたいことをしないで
我慢していることの滑稽さに。



私自身は、昔から、
長生きしたいとは考えていませんでしたし、
むしろ、“いつ死んでもいいや~”
くらいに思っていたので、
死ぬことに対する焦りは無かったのです。

自己肯定感がかなり低かったので、
『そのまま存在すること』に、
あまり意義を見出せずにいたのですね^_^;

自分が乳がんになった時もそうでした。
死ぬことを怖れるより、
「あと半年で何が出来るかな?」などと
冷静に考えたりしていました。


でも、今は、できるだけ長生きしたい。
1日でも長く、
ダーリンと一緒に居たいと思っています。
そのために、健康にも食事にも気を付けています。


そして、“これだけは伝えたい”ってことは、
ほぼ毎日、伝えています。
今日が『最後の日』でも後悔しないように。

毎日、ダーリンに伝えているのは、
「大好き
「結婚してくれてありがとう
「巡り合えて良かった
「あなたって、素晴らしい
などです。

自分の誕生日には、母に
「生んでくれてありがとう」
「お母さんの子供で良かったよ」と。


ダーリンの誕生日には、ダーリンのお母さんに
「こんな素敵な人を、
生んで育てて下さってありがとう」
を毎年伝えています。



死ぬまでに成し遂げたい事は、
人それぞれ違うと思います。
有限の時間の中で、何を先に実行して、
何を後回しにしてもいいと思います。


今日こそ部屋の片付けをしよう!
確定申告の書類を早く完成させよう!

と思いながら、なかなか出来ない自分を
責めたりもする私ですが、
そこが出来ないまま、今日死んでも、
きっと後悔などしません。

親やパートナーに伝えたい言葉は、
言わないままだと絶対に後悔する
と思うので、現在も実行中です。

自分の気持ちを伝えるのは、
結構恥ずかしいし、勇気が要りますけどね。


でも、それだけは先延ばしにしないで、
出し惜しみしないで、
これからも伝えていこうと思います。
ケチケチしないでね(^_-)-☆


OSHO禅タロット・ケチ



おしまい。



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