こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。

一昨日の記事「謙虚と傲慢(最終回)」に頂いた、
皆さんのコメントがとても嬉しかったです。

ありがとうございました。
ひとりでブログを書いていく勇気が湧きました。

今日は、最終回で書ききれなかったことを、
書いていきます。




ダーリンと私に出た、
「信頼」(1枚目)と「全一性」(2枚目)

OSHO禅タロット・信頼

OSHO禅タロット・トータリティー





2枚のカードを見比べて驚きました。

飛んでいる人は、全く同じ格好をしています。
両手を伸ばし、足を揃え、背筋をぴんと張って
ジャンプする姿勢です。

そこに“落ちるんじゃないか”という
恐れや不安などは感じられません。


恐れや不安を感じているのは、
「全一性」の、足を持っている方の人ですね。

“この人、上手く飛べないんじゃないの?”
“この手を離したら、落っこちてしまうんじゃないか?”
って、心配しているようです。

だから、なかなか手を離す事が出来ません。
すると、飛ぼうとしている人は引き戻され、
ジャンプは失敗に終わります。

その結果、飛ぼうとしていた人は、
“あぁ、やっぱり自分には出来なかった”
“ひとりじゃ飛べないんだ。。。”
と『自己信頼感』を失っていくはずです。


この2枚のカードは、
『信頼』と『心配』を表していたのですね。

どちらも相手の事を思っているからこそ
出て来る気持ちですが、
相手に与えるエネルギーは正反対のものです。

『信頼』すればプラスエネルギーを、
『心配』すればマイナスエネルギーを
相手に与えてしまうようです。


それで思い出した事があります。

うちの母は、昔から心配性なところがあります。
自分自身の事は信用しているくせに、
私の事は信用してくれない時があるのです。


昨年暮れに、私が
「来年から新しいオフィスに移転するよ」
と報告した時のことです。

母は、驚くか喜んでくれるかと思いきや、
「賃料はいくらなん?」
と尋ねてきました。

で、私が答えると、間髪入れずに、
「そんな家賃、払われへんわ
と言い放ちました。

私は驚きました。
いやいやいや、確かに賃料は高いけど、
払われんかったら移転せーへんし。

私は母に、
「払えるから移転するねん
と言い返しましたが、この時はかなりガッカリしました。

“あぁ、お母さんは、私の事を信頼してないねんな~”と
感じましたし、
“そう言えば、時々、「あんたには無理」みたいな
否定的な発言をされてきたなぁ”というのも
思い出しました。



親は、我が子が失敗しないよう、
怪我をしないよう、
辛い思いをしないよう、心配して、
アレコレ口を出してしまうのだと思います。

コレをしちゃダメ。
きっとうまくいかない。
あなたに出来るはずがない。
そんなことしたら危ない!と。

でも、親から欲しかったのは、
『心配』じゃなく、『信頼』だよな~って思います。

例え失敗すると思ったとしても、
きっとあたななら出来るよ。
試しにやってごらん。
うまくいかなくてもいいよ。
失敗したらまた挑戦したらいいやん。
と言って欲しかったなと思います。


今回、ブログの件に関して、ダーリンは、
私を信頼して手を離してくれました。
今では、私の書いた記事について、
自分の意見を言うことがなくなりました。

ダーリンは、
「親が子離れする時の気持ちって
こんなんなのかな~。
なんか、切ないなぁ。。。」とは言っていましたが。


OSHO禅タロット勉強会での
自己リーディングを振り返ってみて、
人を心配するあまり、
自分の身体や心を酷使するのも、
『傲慢』なことなのだと理解出来ました。

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自分が幸せじゃない、もしくはしんどいのに、
他人(親・成人した子供を含めて)を
幸せにすることに力を注ぐのは、
とても傲慢な事なのだと思います。

「私が居ないと、あの人
(あの子、お父さん・お母さん)はダメなんだ」
「自分が何とかしないと!」
と考えるのもとても傲慢です。

相手を信頼していれば、
“私が居なくても、
相手は自分の力で幸せになれる”と
信じて見守れるはずです。

それが謙虚な姿勢なのだと思います。



『謙虚』であるためには、人の心配をするより、
まずは自分のことにエネルギーを注ぐ。
人の事は、その相手を信頼して相手に任せる。
そして、自分の身体や感情を労わり、
自分を思いっきり大切にする。

今回の一件は、
信頼は謙虚、心配は傲慢に繋がるなぁと
感じた出来事でした。


人であれ動物であれ、幸せになる権利や生きる権利は
本人が持っています。
選ぶのは本人です。
それを自分がどうこう出来ると思っていた私は、
とても傲慢だったと思います。

これからは、『相手の選択』を尊重して、
少しでも謙虚に近づきたいなと感じています。


おわり。


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