こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。

昨日の続きです↓
「占いとカウンセリングの違い(4)」

私の鑑定に来られるお客様が
抱えておられる課題。
それが、ひとりで向き合うには重すぎる場合に、
私は、カウンセリングを受けるよう
お勧めしています。

でも、それを嫌がるお客様もいらっしゃいます。

「カウンセリングなんて、怪しい。」
「カウんセラーに操られそうで怖い。」
「以前、カウンセラーに傷つけられたから、2度と行きたくない。」
「何年もカウンセリングに通っているけど、何も変わらない。」
というご意見が出て来るのです。

「カウンセリングなんて、胡散臭くて受けられません!」
と言われた時は、
「占いの方が、よっぽど胡散臭いんちゃいます?」
と突っ込んでしまいましたが^_^;

それだけ、カウンセリングというものが、
まだよく認知されていない、ということだと思います。


そして、お客様のお話を聴くと、
確かに、カウンセラーさんに否定され、
傷つけられている方がいらっしゃいます。

「傾聴」と「受容」という土台が出来ていないのに、
自分のスキルや知識を駆使しようとしても、
思ったような成果が出ません。
その苛立ちをクライアントさんにぶつけてしまう
カウンセラーさんも、いらっしゃるようです。

もちろん、色々なテクニックやスキルは必要です。
でも、クライアントさんとの信頼関係が無ければ、
役に立たないはずです。

そして、文字通り、話を聴くだけで、
何ら有効な結果を得られていないカウセリング例も、
よくお聴きします。
「何年通っても、ただ話を聴いてもらうだけでした」
という方もいらっしゃいましたが、それでは困ります。


では、どうして、カウンセリングの効果が
得られないのでしょうか?

それは、占い師の場合と同じで、
カウンセラーとクライアントさんにも
『相性』があるからだと思います。

この『相性』って何なのか?
を考えてみた時に、結局、
クライアントさんとカウンセラーさんとの
“レベルが合っているかどうか”
なのだと気が付きました。

私の鑑定に来られるお客様の中には、
タロットの提示された課題を毎月こなすことで、
長い時間をかけて自分自身の問題と向き合い、
かなりレベルアップしている方々がおられます。

『思い込み』が外れて、自分の事や周りの人を、
だんだん客観的に見られるように
なっているのです。

そういった方々が、“勉強はしているけれど、
自分自身の問題から目を背けている”
カウンセラーさんのところに行っても、
全く話が噛み合わないようです。

つまり、クライアントさんの方が『格上』なのですね。


私は、占いというものは、
基本的に一期一会のものだと思ってます。
再び鑑定に来て下さるかもしれないし、
一度っきりになるかもしれない『偶然の出会い』です。

一方、カウンセリングは、ある一定期間の
『約束されたお付き合い』だと思います。

「嫌だけれど、とにかく
言われた事をやってみよう
と考え、自分で行動できる方は、
占いで運命を変えられるはずです。

でも、自分で行動することが難しい場合は、
カウンセラーさんの力を借りて欲しいのです。

占いとカウンセリング。
うまく、使い分けて頂けたらと思います。



カウンセラーの皆さま!
カウンセリングを必要とされている方が
沢山いらっしゃいます。
でも、「誰を選んでいいのか分からない」と
多くの方が言われます。

ご自身の情報をたくさん発信して、
必要な方々に届けて下さいね。

そして、占い師も、カウンセラーも、
自分の『格』をあげるよう、精進していかねばと思います。
それが、より多くのお客様に、
「この人とは、相性がいい」
と感じて頂ける方法だと思います。



これが、現時点での、私の勝手な
『占いとカウンセリング論』です。
私も、これからまだまだ勉強をしていきますので、
将来、また違った視点を持てるようになると思います。

その時には、またシェアしたいと思いますので、
よろしくお願い致します。


おわり



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