こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。
 
昨日の続きです↓
「好きな人に、好かれない理由(4)」
 
好きな人を、自分の思い通りにしたいと思っても、
出来るはずがない。
それどころか、相手を
コントロールしようとすればするほど、
相手は離れていく。
 
なのに、どうしてコントロールしようと
してしまうのでしょうか?
 

今のところ、鑑定を通して、私が行きついた答えは、
「子供の頃、親からコントロールされてきたからだ」
というものです。
 
子供の頃、一番好きで、
信頼できるはずの相手だった親が、
自分を思い通りにコントロールしようとすると、
子供は、それが『愛』なのだと勘違いしてしまうようです。
 

例えば、こんなお客様がおられました。
 
小学校に上がる前から、
お母さんと一緒に勉強をさせられていた女性。
ドリルなどの問題を解かせて、出来ないと
お母さんに叩かれる、怒鳴られる。
 
まだ幼稚園児ですから、そんなにスイスイ
問題が解けるはずはありません。
だから、しょっちゅう、怒鳴られたり
叩かれる結果となります。
 
お母さんは、“頭の良い子供”もしくは
“周りから高く評価される子”になって欲しくて、
一生懸命、勉強を教えていたのかもしれません。
 
でも、これでは、『勉強=恐いもの』というイメージが
出来てしまい、親の意図に反して、
勉強嫌いの子供になってしまうでしょう。
ちっとも、親の思い通りにはなっていないのです。
 
このお母さんには、自分と子供は、『別の存在』で、
たとえ我が子であっても、
自分の思い通りにはならないのだ
という認識や境界線がありません。
 
 
生まれたばかりの子供は、皆、
親の事が大好きだし、親はエライと思っています。
(その後の親の接し方や仕打ちによって、
親を嫌いになることはあります。)

だから、親がやっていることを、善悪の判断なしに、
当然の事だと思い込んでしまうのです。

そして、自分が大人になり、
好きな人や自分の子供が出来た時に、
親と同じように、無意識に、相手を
自分の思い通りにしようとしてしまうのです。
 
しかも、自分の思い通りにならない相手は、
自分の事を愛していない、という勘違いつきで。

だって、その人にとっては、好きな相手を
コントロールすることが『愛』なのですから。

 
つづく。


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