こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。
 
現在、私は、ふたつのタロット勉強会を
毎月1回、定期的に開催しています。
初心者のための「ウェイト版タロットの勉強会」と
中級者のための「タロットリーディング会」です。
 
その中で、毎回毎回、
私自身にも、新たな発見や学びがあります。


初心者向けの「ウェイト版勉強会」では、
カードの世界観を理解しながら、まずは
自分を読む』練習をして頂きます。

「勉強会」を終えて、自分の事が読めるようになった方は、
「リーディング会」で、他者を読む』練習をして頂きます。


その理由は、他人の事は客観的に見られるけれど、
自分の事は、『願望』や『怖れ』などが邪魔をして、
なかなか客観的に読めないからです。

だから、まずは、自分を読む練習をして頂くのです。
自分の事を、主観を交えずに読めるようになれば、
他人の事を読むのはたやすいはずですから。

ですが。。。。
そうじゃない場合もあるんだなと、
最近気が付きました。
 

勉強会(=自分を読む)では、
スラスラとカードを読めたのに、
リーディング会(=他者を読む)になった途端、
急にカードが読めなくなる方が、いらっしゃるのです。
 
そういう生徒さんたちを観察していて
その理由が分かりました。

他者を読むことになった途端、
リーディング出来なくなるのは、
“カードの意味が分からない”のではなく、
カードが表している内容を、
“相手に伝えることができない”からでした。
 
相手にとって、いわゆる『良い結果』、
つまり、耳ざわりの良いことや、
相手の望むであろう答えなら伝えられる。
でも、そうじゃないカードが出た場合、
途端に口が重くなるのです。
 

例えば、
「好きな人がいるのですが、うまくいきますか?」
というご相談を受けた場合。
 
こんなカードが出たら、伝えやすいですよね↓

ウェイト版・女帝
(女帝)




ウェイト版・魔術師
(魔術師)

 


「きっと、うまくいきますよ~

「頑張って自分から動けば、
恋愛がスタートしそうですね

って言えますから。
 



でも、こんなカードが出たらどうでしょう↓

ウェイト版・塔
(塔)



ウェイト版・悪魔
(悪魔)




カードを見た途端にトどよ~んとなります

急に、頭の中が真っ白になる生徒さんもおられます。

「ああぁ、無理みたいですね
「相手には、すでにパートナーがいるんじゃないですか

などと、言わなければいけませんから。

相手の期待していない事、
望んでいない答えを伝えるのは、
とても心苦しいし、勇気の要ることです。


つづく。


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